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生活費も嫁探しも孫の世話も… 死ぬまで子供に頼られる老親の悲劇

経済的にも精神的にもヘトヘトに…(イメージ)

経済的にも精神的にもヘトヘトに…(イメージ)

 老後の親子関係で、親にとって厄介なのは、子供が「孫の分」まで甘えてくるケースだ。愛知県の60代女性が語る。

「長男だからと大事に育てすぎたこともあり、30代の息子は子供の頃から、『大変なことは親がやってくれる』という考えが染みついてしまいました。社会人になっても甘え癖は変わらず、息子が結婚する時は『両家顔合わせの場所を探してほしい』と頼まれ、名古屋に住む私が慣れないインターネットを使って東京のお店を探しました。きちんとしたお店を、と思って私も張り切りすぎ、食事代が高くついたので、つい『ここは私が出すよ』と言ってしまった。

 しかも、結婚してから息子の依存心がますます強まった。自分が親になったら大人としての自覚が芽生えると思ったのに、孫が生まれたら『お宮参りはどうすればいいか。〇日までに全部教えて』と言われて、結局、私がお宮参りの流れからその後の会食までセッティングしました。息子は普段は私からの電話やLINEを無視するのに、頼みごとがある時だけ連絡してくるので、心身共に疲れて時間もお金も消えていきます。それでも息子が恥をかくと思うと放っておけなくて……」

 こうした疲労が死ぬまで続くとすれば、親は考えを改めたほうがよいのではないか。

 子に頼られる負担には、やがて、孫による負担も追加されていく。広島県在住の60代男性がため息まじりに語る。

「毎年夏休みになると帰省する息子から『子供たちがジジと遊びたがっている』とせがまれ、2人の孫を相手に体を張って遊んでいました。孫が帰るとヘトヘトで持病の腰痛が悪化して、歩くのもしんどくなることがしばしばでした。

 昨年はコロナで息子夫婦の里帰りがなくなりホッとしていたら、『小学校に入学する次男のランドセルを買ってほしい』とせがまれた。最近のランドセルはオーダーメイドで7万~8万円もするらしく、高価すぎると難色を示したら、『ジジの買ってくれるランドセルがいいと言っている』とまたも孫をダシに使われて、断わり切れずに大枚をはたきました。孫がかわいいのは確かですが、経済的にも肉体的にも大変なので、しばらく孫の顔を見たくありません」

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