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寝落ち通話の進化系?「リモート同棲」経験者たちが語るその実態

 Bさんカップルの場合、音声通話のみを繋ぎっぱなしにして、必要があればビデオ通話もするスタイルだという。一体どのようにコミュニケーションを取っているのだろうか。

「繋ぎっぱなしといっても、お互いの仕事中はミュートです。だいたい私のほうが仕事が終わるのが遅いので、私の仕事終わりにLINE通話をかけてスタートし、翌朝、どちらかの仕事が始まるまでそのまま。別に何をしていてもOKで、無言でも気にしません。スピーカーから生活音が聞こえてくるのも微笑ましい。食事の時間も寝る時間もバラバラです。彼女の指摘から、私は就寝時に歯ぎしりがうるさいことを知りました(笑い)」(Bさん)

 特に「思い出深かった」というのは、彼女監修による“リモート料理”だった。

「最近、自炊を始めましたが、なかなかうまくいきませんでした。そこで彼女がビデオ通話を通してレシピや手順を事細かにレクチャーしてくれることなったんです。それで作ったしょうが焼きは、2人で一緒に作った感じがして、感動しました」(Aさん)

「繋げば繋ぐほど、相手の挙動が気になる」の声も

 リモート同棲をするのは、遠距離恋愛のケースだけではない。2人とも実家に住んでいるケースもある。アパレル関連企業で働く20代女性・Cさんは、今年2月から同世代の男性と交際中。コロナ禍で外出しづらいうえに、お互い実家暮らしのため「おうちデート」もままならなかった。寂しさが募る中、まず始めたのが就寝前から起床するまで、LINEは繋ぎっぱなしすることだったという。

「実家住まい同士なので、少しでも一緒にいる感覚になりたくて、週2~3日は『おやすみの時とおはようの時は一緒に』という感じで、LINEを繋ぎっぱなしにすることから始めました」(Cさん)

 それだけでは物足りなくなった2人は、そのままリモート同棲へと移行した。

「お互い仕事が終わったら、『ただいま』『おかえり』とあいさつ。自室でイヤフォンをつけて、基本的には音声通話を繋ぎっぱなし。食事中はスピーカーに切り替えて、食べる音が大きく入らないようにします。寝る前はビデオ通話を欠かしません。最初は緊張しましたが、だんだん慣れてきて、今では繋ぎっぱなしのほうが安心感を得られるようになりました」(Cさん)

 実家ならではのトラブルもあったが、それも乗り越えたという。

「自室に親が入ってくることがあって、最初は気まずかったのですが、だんだん親も彼も仲良くなっています。彼の親ともリモートで対面済み。親公認になったことで、今ではビデオ通話で、お互いの家族の様子を映すのも当たり前になりました。リアルで彼の家族と会える日を楽しみにしています」(Cさん)

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