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世界で広がるワクチンパスポート 差別、偽造、有効期限などの課題も

ニューヨークのブロードウェイミュージカルを見るにはワクチンパスポートが必要(写真/AFLO)

ニューヨークのブロードウェイミュージカルを見るにはワクチンパスポートが必要(写真/AFLO)

 ワクチンパスポートの有効期限も課題だ。

「フランスのワクチンパスポートの期限は11月15日まで。ただ、現在はその有効期限を来年7月末まで延長するかどうかの議論がされているところです」(羽生さん)

 ワクチンは接種から時間が経つと効き目が薄れるため、すでにイスラエルやリトアニアでは、ワクチンパスポートの取得にブースターショット(3回目接種)が必須になっている。生活のためワクチンパスポートが不可欠の羽生さんは、こんな「対策」を心がける。

「街に出てスマホのバッテリーが切れたらパスポートを提示できず、さまざまな不便を被ります。実際に電源が切れたりパスポートを忘れたりしてレストランなどに入れない場合は、家に取りに帰るか、近くの薬局で検査を受けないといけません。実際に私は、外出時はスマホの電源を常に気にして、50%を切ったら極力使わないよう節電するようになりました」(羽生さん)

 持てる者と持たざる者の格差は広がる一方なのか。

※女性セブン2021年11月4日号

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