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【ドル円週間見通し】心理的節目の115円が意識され114円台は重いか

・11月15日-19日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(日)7-9月期国内総生産速報値 15日(月)午前8時50分発表予定
・予想は、前期比年率-0.7%
 半導体不足等による自動車部品などの供給制約が輸出を下押したこと、東京都などの大都市圏などを対象とする4回目の緊急事態宣言の発出などが個人消費を抑制したことから、7-9月期の経済成長率は前期比年率マイナスとなる見込み。輸出減少によって外需寄与度は3四半期連続のマイナスとなる可能性がある。

○(米)10月小売売上高 16日(火)午後10時30分発表予定
・予想は、前月比+1.0%
 参考となる9月実績は前月比+0.7%で市場予想を上回った。自動車、ガソリン、建設資材、外食を除くコア小売売上高は、+0.8%。衣料品の売上高も増加した。10月については自動車、ガソリン、外食などの売上高が増加する可能性があるため、9月に続いて前月比プラスとなる可能性が高い。

○(欧)7-9月期域内総生産改定値 16日(火)午後7時発表予定
・予想は、前年同期比+3.7%
 参考となる速報値は前年同期比+3.7%。フランスとイタリアが市場予想を上回る成長を記録した。改定値では個人消費が上方修正される可能性があるが、成長率は速報値と同水準となる可能性が高い。

○(日)10月全国消費者物価コア指数 19日(金)午前8時30分発表予定
・予想は、前年同月比+0.1%
 参考となる9月実績は前年比+0.1%。原油価格の上昇で灯油やガソリンなどのエネルギー品目が上昇し全体を押し上げた。10月についてはエネルギー品目が9月に続いて上昇すること、宿泊料金の上昇も想定されていることから、消費者物価コア指数は9月に続いて前年同月比プラスとなる見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・15日(月):(中)10月小売売上高、(中)10月鉱工業生産、(米)11月NY連銀製造業景気指数
・16日(火):(英)7-9月期ILO失業率、(米)10月鉱工業生産
・17日(水):(日)10月貿易収支、(英)10月消費者物価コア指数、(米)10月住宅着工件数
・18日(木):(米)11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・19日(金):(英)10月小売売上高、(欧)9月ユーロ圏経常収支

【予想レンジ】
・113円00銭-115円50銭

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