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どのタイプも一長一短 利用者が語る「理想の加湿器選び」の難しさ

フィルターの手入れに不満

手入れの手間がかかるのは仕方がない?(写真/アフロ)

手入れの手間がかかるのは仕方がない?(写真/アフロ)

 複数台の加湿器を使ってきた中で、そもそもの使い方を見直した人もいる。PR会社で働く30代女性・Bさんは、水を浸透させたフィルターに温風を送り、気化させて放出する「ハイブリット式」を使用してきた。ヒーターで水を加熱して蒸発させるスチーム式より電気代がかからず、フィルターを通すことから超音波式より衛生面でも優れている点に魅力を感じたが、肝心のフィルターの存在が厄介だったという。

「これまで、使ってきた加湿器ではしばしば結露が発生してしまい、“加湿器は厄介”という印象でした。取扱説明書を読むと、『衛生面や加湿力を維持するためには、フィルターの清掃が週1回は必要で、快適に使うには交換も年1回くらいが理想的』みたいに書いてあるのですが、そんなの絶対忘れる。1年前の加湿器について、フィルター交換したかどうかもいちいち覚えていないし……」(Bさん)

 そうした理由から、次第に加湿器の使用頻度が落ちてきたというが、やはり冬場の乾燥は気になる。現在Bさんは「シーズン毎に安いものを買い替える」というスタイルになったという。

「清潔さを保つ観点に立って、フィルターを気にするくらいなら、いっそのこと毎年本体ごと買い替えた方が良いと思ったんです。部屋ごと加湿できるような大きなものではなくて、顔周りだけ加湿できればいいという割り切りで、卓上の安い加湿器をどんどん買い替えていくスタイルです。

 そう割り切るようになったら、すごく気分が楽になりました。毎年おしゃれなデザインの加湿器も発売されるし、むしろ買い替えを楽しみにできる。大きい加湿器は、使わないシーズンの収納も場所をとっていたのですが、そのスペースも不要になりました。個人的には一石二鳥です」(Bさん)

どこからか冷たい風が吹いてきて…

 水を浸透させたフィルターに風を送り放出する「気化式」に不満を抱える人もいる。メーカーに勤める30代男性・Cさんは、空気清浄機と加湿器が1つになった加湿機能付き空気清浄機を購入したが、後悔している部分もあるそうだ。

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