ビジネス

ブリヂストン・三菱自動車など コロナ後に「中国に事業売却・譲渡した」日本企業

●テクノホライゾン
【譲渡・売却(予定)日】2021年4月
【事業内容】情報通信機器や監視カメラなど光学電子機器の製造・販売。
【譲渡・売却内容】中国にある子会社の一部株式を中国企業に譲渡。
【その理由】「(譲渡先企業から)光学エンジンの生産能力確保・安定供給に向けた出資の申し出、(子会社に対して)中国政府が推奨する従業員持株制(従業員の働く意欲喚起)導入申し出(があったため)」(同社リリース)

●三菱自動車
【譲渡・売却(予定)日】2021年4月
【事業内容】自動車の製造・販売。
【譲渡・売却内容】保有していた中国関連会社の全株式(25%)を中国企業に譲渡。
【その理由】「限られた経営資源の選択と集中が必要な状況の中、GMMC(譲渡先企業)を中国の主力事業として位置づけると同時に、将来へのあらゆるオポチュニティに備えていくため」(広報部)

●三井化学
【譲渡・売却(予定)日】2021年5月
【事業内容】機能化学品、石油化学製品などの製造・販売。
【譲渡・売却内容】中国で紙おむつ向け不織布を製造・販売する子会社の全株式を中国企業に譲渡。
【その理由】「日本・タイ2拠点に資源を集中することで、日本及びアセアンにおける衛材不織布市場のさらなるプレゼンス強化を図るため」(コーポレートコミュニケーション部)

●昭和鉄工
【譲渡・売却(予定)日】2021年12~2022年1月
【事業内容】空調・熱源製品、工業用熱処理炉などの製造・販売。
【譲渡・売却内容】保有していた中国関連会社の全株式(30%)を合弁パートナーの中国企業に譲渡。
【その理由】「資本政策の一環として、合弁を解消して、保有株を譲渡した」(総務部)

●ブリヂストン
【譲渡・売却(予定)日】(2022年7月)
【事業内容】タイヤ製造、ゴム加工など。
【譲渡・売却内容】防振ゴム事業を中国企業に売却。
【その理由】「中期経営計画に沿って多角化事業の再編を進めており、企業の強みを生かして成長するため」(コーポレート広報課)

※週刊ポスト2022年2月11日号

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。