中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

50歳を前にして次々と友人が出来た男性「今、声を掛けてくれる人が大切」

50歳を前にして生まれた新たな友人関係に感謝(山崎幸治さん=左と筆者)

50歳を前にして生まれた新たな友人関係に感謝(山崎幸治さん=左と筆者)

 社会人になってから振り返ると、学生時代の仲間以降、新たな「友人」ができていない、という人もいるのではないだろうか。職場の仲間はやっぱり先輩・後輩や同僚であり、仕事上の関係もあるから、利害関係のない友人関係にはなりにくい、と考える人もいるだろう。大人になってから新たな友人を作ることは難しいのだろうか?

 ネットニュース編集者の中川淳一郎氏(48)は、「50歳直前からでも新たな出会いはいくらでもあるし、そこで長く続くようないい友人関係を築くことはできる」と力説する。中川氏は東京出身で、数年前にそれまで縁もゆかりもなかった佐賀県唐津市に移住したが、「唐津で多くの友人が出来た」と笑顔で語る。50歳を前にした新たな人間関係の築き方について、中川氏が思うところを述べる。

 * * *
 最近、唐津で友人が続々と増えています。別に同世代の人々というわけではなく、20代から60代まで幅広い層の方々と友人関係になっています。通常、友人関係というものは「学生時代の友人」「同じ業界で仲が良くなった人」「地域で同じ趣味を持つ人」といったものがありがちです。

 しかし、私の場合、「なんだかよく分からないけど、唐津で友人が増えた。属性は千差万別」という状況になっています。例えばその一人が、ロックバンド「タマシイエナジー」のボーカル・ギターの山崎幸治さんです。

 私が日々唐津に関する情報をツイッターで発信していたところ、2021年8月に山崎さんからツイッターでDM(ダイレクトメッセージ)が届きました。「中川さん、会いませんか?」と。山崎さんは、福岡、佐賀で音楽活動をしており、様々なイベントを企画しています。

 先日は、唐津のライブハウスで一緒に音楽&トークイベントをしたのですが、本当にリーダーシップがあり、素敵な人物です。さらに、山崎さんは私と年齢が同じで、同氏と一緒に飲む時にいらっしゃる義弟のFさんも私と同年齢です。

 ツイッターを通じた出会いをきっかけに、山崎さんとFさんとはここ半年ほど良い友人関係を過ごしているのですが、本当に「50歳直前でどうしてこんなに新しい友人関係を作れたのだろうか?」と感謝することしきりです。

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