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【ドル円週間見通し】伸び悩みか、1ドル=125円近辺でドル売りの可能性も

・4月11日-15日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(米)3月CPI 12日(火)午後9時30分発表予定
・予想は、前年比+6.6%
 2月は中古車、住居費、航空運賃の上昇が目立った。この状況は3月も変わっていないとみられており、他の項目もやや高い伸びとなる可能性があることから、3月のコアインフレ率は2月実績を上回る可能性がある。

○(欧)2月ユーロ圏鉱工業生産 13日(水)午後6時発表予定
・予想は、前月比0.0%
 参考となる1月実績は前月比で横ばい。非耐久消費財の生産は増加したが、耐久財、鉄鋼などの中間財、機械などの資本財は減少。2月については非耐久消費財の生産水準はあまり変わっていないこと、資本財の生産が大幅に増加することは期待されていないことから、前月比で横ばいとなる可能性がある。

○(欧)欧州中央銀行(ECB)理事会 14日(木)午後8時45分結果判明
・主要政策金利は据え置きの公算
 ロシアのウクライナ侵攻を受け、経済見通しに対するリスクは大幅に増大した。ECB理事会はインフレ率が中期的に目標の2%で安定するとの基本シナリオを維持しているが、ウクライナでの戦争は、供給サイドの制約を再び悪化させる可能性があることから、利上げ時期が多少早まる可能性は残されている。

○(米)3月小売売上高 14日(木)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比+0.5%
 参考となる2月実績は前月比+0.3%。ガソリンスタンドとフードサービスの販売が主に増加した。個人消費意欲はまずまず堅調との見方はあるものの、インフレ高進の影響は無視できないため、ガソリンスタンド、フードサービスを除く部門の売上が伸び悩んだ場合、全体の売上高は予想下回る低い伸びにとどまる可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・11日(月):(中)3月CPI、(英)2月鉱工業生産
・12日(火):(日)3月国内企業物価指数、(独)4月ZEW景況感調査期待指数
・13日(水):(中)3月貿易収支、(NZ)NZ準備銀行政策金利発表、(米)3月生産者物価指数
・14日(木):(米)4月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値
・15日(金):(米)3月鉱工業生産

【予想レンジ】
・122円50銭-125円50銭

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