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【ドル円週間見通し】下げ渋りか 米金利の先高観もドル買い材料に

・5月16日-20日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(中)4月小売売上高 16日(月)午前11時発表予定
・予想は、前年比-6.2%
 参考となる3月実績は、前年比-3.5%。大都市の経済活動が制限されたことで、個人消費はさえない状態が続いている。4月についても上海などで厳格な行動制限が続いていることから、個人消費の回復は著しく遅れており、3月に続いて前年比マイナスとなる見込み。

○(米)4月小売売上高 17日(火)午後9時30分発表予定
・予想は前月比+1.0%
 参考となる3月実績は前月比+0.7%。原油高の影響でガソリンの販売額は増加し、全体を押し上げた。4月については、ガソリン販売の伸びはやや鈍化すること、食品・飲料の販売額は小幅な増加にとどまる可能性があるため、全体的には伸び悩む可能性がある。

○(日)1-3月期国内総生産速報値 18日(水)午前8時50分発表予定
・予想は、前期比年率-1.8%
 参考となる10-12月期実績は前期比年率+4.6%。1-3月期については、まん延防止等重点措置が導入され、外食、宿泊などの対面型サービスを中心に民間消費は減少したとみられており、日本経済を圧迫した。外需寄与度は前期比マイナスが予想されており、外需もさえない。前期比年率でマイナスとなる見込み。

○(日)4月消費者物価コア指数 20日(金)午前8時30分発表予定
・予想は、前年比+2.0%
 参考となる3月実績は、前年同月比+0.8%。市況高や円安でエネルギー価格の上昇幅が一段と拡大し、電気代が増えたことなどが要因。4月については携帯電話通信料による押し下げの影響が弱まることで物価上昇率は前年比+2%程度になるとみられる。

○その他の主な経済指標の発表予定
・16日(月):(中)4月鉱工業生産
・17日(火):(欧)1-3月期域内総生産改定値、(米)4月鉱工業生産
・18日(水):(英)4月消費者物価指数、(米)4月住宅着工件数
・19日(木):(日)4月貿易収支、(豪)4月失業率、(米)4月中古住宅販売件数
・20日(金):(英)4月小売売上高

【予想レンジ】
・127円50銭-130円50銭

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