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老親が捨てられない実家に眠る引き出物 処分に成功した子供たちの創意工夫

引き出物でもらって使わずにずっと眠っているペアグラスも(イメージ)

引き出物でもらって使わずにずっと眠っているペアグラスも(イメージ)

メルカリで売れることがわかったら親の心境も変化

 引き出物の処分にメルカリを活用する人もいる。IT企業に勤務する40代女性・Bさんは、少なくてもお金に換えることで、80代の母親のやる気を引き出すことに成功したという。

「私は日常的に不用品をメルカリで売っているので、意外なものがお金になることを知っています。自分では不要品と思っていても、それをほしがる人もいるんですよね。親に説明しても、最初は『若い人に古くさいものなんて売れるわけない』と疑っていました」(Bさん)

 昭和レトロブームが追い風になったことで、売れるものもあったという。古い物に価値はないと思っていたBさんの母親だが、心境に変化が起きたようだ。

「古いデザインのバスタタオルや、レトロな色合いのペアグラスが売れました。母は嬉しかったようで、それ以来、花柄のお皿やグラス、ホーロー鍋といったものも出品したいと意気込んでいます。お金がからむと、ここまで前向きになるとは(笑)。片づけに積極的になってくれたのでうれしいです」(Bさん)

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