家計

自分へのご褒美のプチ贅沢はどちら?「賢い消費」と「無駄な消費」を分けるもの

もしも、突然5000万円を手にしたら…「生き金」にするにはどう使う?

もしも、突然5000万円を手にしたら…「生き金」にするにはどう使う?

幸せを“買う”ために必要なお金とは

「死に金」を防ぐには、お金を払う前に、wantかneedかを、落ち着いて見極める必要がある。特に、タップ1つで購入できてしまうネットショッピングなどは、商品を買い物かごに入れたら、ひと晩置いてみる。

「私自身、ネットショッピングはひと晩寝かせて、朝になってから“やはり必要だ”と思ったら購入するようにしています。衝動に左右されないよう、感情をクールダウンさせてから判断することで、ムダな消費は減らせます」(友野さん・以下同)

 友野さんによれば、幸せを“買う”ためには「その土地での最低限の衣食住を確保するお金+保険や医療などの安心のためのお金+時々プチ贅沢ができるだけのお金」があればいいという。つまり、日常的な出費においては、これ以外は「死に金」になりやすいということだ。

「プチ贅沢とは、自分をねぎらったり慰めたりするために、いつもより少し多めに出すお金や頻度のことです。例えば、毎日スターバックスでコーヒーを飲んでいるなら、頑張った日は少し奮発してキャラメルマキアートを注文するなど。値段は1.5倍になりますが、これで幸せを買うことができます。このとき、飲み物だけでなく、それを楽しむ時間や体験も購入していることになります」

 友野さんは、こうした自分へのご褒美やイベントの日などのプチ贅沢を「言い訳消費」と呼ぶ。

「贅沢は一時的に気持ちを豊かにしますが、同時に“ムダ遣いしている”という罪悪感がストレスにもなります。ところが、言い訳が立つことでストレスを感じにくくなり、より満たされるのが、プチ贅沢のメリットです」

 心を満たすたまの贅沢は、人生を豊かにする「生き金」なのだ。

※女性セブン2022年6月16日号

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