中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

「クワガタ飼ってよかった!」安価で楽しい、大人になって昆虫を飼うメリット

筆者が飼っているオオクワガタの「よしお」

筆者が飼っているオオクワガタの「よしお」

 ペットは人生に潤いや癒しを与えてくれる存在。犬やペットを飼っている人も多いだろうし、子供の頃に昆虫を飼っていた人もいるだろう。大人になると、昆虫を飼う人はめっきり減ってくる印象だが、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏(48)は、「昨年からクワガタを飼い始めた」という。そして、あらためて「クワガタを飼う人生って、いいもんですね」と実感している。大人になってクワガタを飼い始めた中川氏が、率直な思いをつづる。

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 私は現在、オオクワガタ2匹を飼っています。昨年初夏にクワガタを獲りに行き、大量にゲットして飼っていたのですが、ほとんどのクワガタが昨年秋に亡くなりました。年を越しても元気だったのは、オオクワガタとヒラタクワガタ。そのヒラタクワガタも今年4月に亡くなり、いまはオオクワガタと一緒に暮らしています。

 クワガタは種類によっては、そのシーズンの内に亡くなってしまうことが多いのですが、私のヒラタクワガタとオオクワガタは無事に年を越すことができました。あらためて考えると、ペットとしてクワガタってかなり優秀なのではないか、とつくづく思っています。

 ネコや犬の場合、エサ代に加え、病院代やワクチン、去勢手術など多額のお金がかかります。家を留守にして旅行にも行きづらい。一方、クワガタは、水槽と土(昆虫マット)と隠れるための木を用意し、毎日「昆虫ゼリー」と呼ばれるゼリーを1つ与えればそれで大丈夫です。昆虫ゼリーなんて、単価は8円ほどです。

 先日、昆虫ゼリーを買いに行ったのですが、その時、レジにはネコ用のベッドみたいなものと、大量のエサや薬を買う女性を見かけました。金額はゆうに2万円を超えていたようです。たしかにネコはかわいいですが、個人的にはこんなに多額のお金をペットに使うのは無理だな、と思った次第です。

“生活費用”が安い割に、クワガタは意外と長く生き続けるわけです。もちろん、クワガタだっていつか寿命は尽きます。ただ、元々1~2年生きれば御の字といった感じなので、「亡くなってもしかたない」と覚悟ができます。悲しい別れは好きじゃない。

 クワガタは本当にお金がかからないし、それでいて心の安寧をもたらしてくれる。本当にペットとして優秀なヤツらです。私はこの歳になって、クワガタという良いペットと巡り合うことができて、本当に幸せです。クワガタの中でも、特にオオクワガタであることが満足度を高めてくれている秘密かもしれません。

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