中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

無理する必要はない?“友達が多い48歳男性”が考える「おじさんの友達づくり」

女性の友達も増えている。東京時代からの友達であるオバ記者と一緒に

女性の友達も増えている。東京時代からの友達であるオバ記者と一緒に

 結局、私にずっと友達が多い理由は、「仕事でうまくいっていた」からではないか、と思います。だから様々な人が集ってくれた。そしてその人達が別の人を紹介してくれた。それが「努力せずとも友達が増えた」理由です。だから、極端なことを言うと「友達を増やしたければ、仕事で活躍しろ」しかないんですよね。

 残酷な言い方をすれば「仕事で実績を挙げないおっさんは友達ができにくいし、友達が元々いなかった人間はおっさんになってもできないんじゃない?」ということになるのではないでしょうか。

 警戒心が強すぎるんですよ。今回のAERA.dotの記事についても「この年になると借金目当てで近付いてきたのでは、と思ってしまう」といった意見も出ていました。そういうあなたは「友達がいない生活」の方が向いています。別に友達がいないから不幸だというわけではありません。価値観は人それぞれなのですから。

 結論としては、「友達が多い・少ないといったことは人生にさほど影響を与えない。孤独でキツくないのであればそれでいいのではないか」です。私はこれからも友達、多数作るつもりですが。当然、仕事もガンガンしますし、唐津のために色々頑張りますぜー!

【プロフィール】
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ネットニュース編集者、ライター。一橋大学卒業後、大手広告会社に入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など。最新刊は『炎上するバカさせるバカ 負のネット言論史』(小学館新書)。

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