中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

「案外、困らないものですね…」携帯電話をなくした40代男性の思わぬ気づき

ガラケーをなくして生活はどう変わったか?(長年、愛用するピンクのガラケーと中川淳一郎氏)

ガラケーをなくして生活はどう変わったか?(長年、愛用するピンクのガラケーと中川淳一郎氏)

 今の時代、「スマホがなければ生活できない!」と考えている人は少なくないだろう。スマート“フォン”というくらいだから、電話も大事な機能のひとつ。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏は、電話機能に特化したガラケー(フィーチャーフォン)を長年使い続けているが、先日、それをなくしてしまったという。連絡手段がなくなってさぞ困っているかと思いきや、「自分が本当に困っているのかどうかがわからない」と率直な感想を述べる。いったいどういうことなのか。中川氏が、携帯電話のない生活を8日送って、気づいたことを綴る。

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 ずっと使い続けていた携帯電話(ガラケー)をなくして8日が経過した段階でこの原稿を書いています。スマホに変える気はないので、これまで使っていたのと同じ2013年製のピンクのガラケーをネット通販で注文しましたが、到着予定は紛失から10日後となります。うちには固定電話もないので、それが届くまで電話は使えません。

 日本でスマホは2008年以降に急速に普及しはじめました。今年4月にNTTドコモのモバイル社会研究所が発表した調査結果によると、全国の15~79歳男女7050人を対象としたスマホ所有率の推移は2010年は4.4%で、2011年は21.1%でしたが、そこから順調に増え続け、2021年には92.8%、2022年には94.0%となりました。

 私自身、仕事相手から何度も「スマホにしてください!」「メールを早く見てください!」などと言われてきましたが、常時ネットで誰かと繋がっている状態がイヤだったので頑なにガラケーを使い続けています。
 
 要は、「ガラケーなんで、すぐにメールに返事できないんですぅ~」と言い訳をしたかったんですよね。自分自身の快適さのためにスマホに変えるのを拒んでいました。

 そういった生活を続けて、最近では電話が鳴るのは週に4回ほどです。酔っぱらった友人が時々「元気かー!」などと連絡してくるほか、原稿の締め切りを待っている編集者が「まだですか!」と催促してくる、待ち合わせをしている人が「北口ですか? 南口ですか?」と場所を聞いてくる、といったところでしょうか。あとは、月に2~3回は、新規の仕事の依頼があるぐらいです。

 ということで、携帯電話自体は持っているけど、使う頻度はものすごく減っています。携帯メール(ガラケーはもはやSMSしか使えない)にしても、飲み会の待ち合わせをしている人が「10分遅れます!」などと書いてくる程度。

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