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ゴミやフンなどの「鳥害」から生活を守るために 専門家が教える鳥の撃退法

 という情報も。その中で「てきめんに効果がある」との声が集まったのが「ネットやテグスを張って鳥を寄せつけない」や、「カラスにゴミをつつかれないよう、捨て方を徹底する」という、基本的な対策だった。

●ハトよけのトゲトゲ、ハト撃退スプレー、電磁波など試しましたが、まったく効果がなく、結局ベランダ全体にネットを張ったら諦めて来なくなった。(46才・パート)
●テグスと鴨居フックを2個ずつ4個利用してテグスのラインを2本作り、カラスを撃退した。(51才・主婦)
●ネットをしっかりとかぶせ、ゴミ袋を二重にすることで被害が減った。(38才・公務員)
●ゴミ袋に新聞紙を入れて中身のニオイをさせないようにする。(35才・パート)

 ネットはたわみなく張らなければ意味がなく、それが原因の失敗例も多かった。ひとりで対処できないほど被害が深刻な場合は「業者に依頼」や「自治体や管理組合に相談する」という人が多かった。また、電力会社に被害を訴えると、電線に鳥よけの障害物をつけてもらえるという情報もあった。

 さらに、フン掃除のお助けグッズ・お掃除テクニックについても、聞いた。

●ビニール手袋と除菌ウエットティッシュで拭い取る。(46才・主婦)
●カビキラー、もしくはキッチンハイターがおすすめです。(31才・主婦)
●超強力トイレクリーナーがいいですよ。(63才・会社員)

 など、除菌作用のあるもので除去する声がほとんど。「高圧洗浄機でジェット放水」を推す声も多かったが、集合住宅で使えないという人もいる。そこで、こんなアイディアはいかがだろう?

●アメリカ製の、飛距離のある水鉄砲を購入(電池式)。水に漂白剤を混ぜてフンを吹き飛ばしている。ハトがいるときに狙い撃ちをしていたら撃退できた。(62才・その他)

 次に、おそうじテクを教えてもらおう。

●メガネ、マスクとビニール手袋をして、ひっくり返したビニール袋を持ち、使い捨ておしぼりでフンを拭き取る。(53才・自営業)
●とりあえずフンの上から洗剤とアルコールスプレーをかけ、雨の日まで待ってシャワーホースでストレート噴射して勢いよく流す! 本当は見つけ次第すぐやりたいけれど近所迷惑になるので雨の日に。晴れて乾いたらアルコールスプレーを。(52才・パート)
●布団についたフンは、乾燥する前に新聞紙で取った後、除菌シートできれいに拭き取り、エタノールスプレーをかけて乾かす。ゴム手袋、マスクは必須。(39才・会社員)

 上級者はシンプルだ。

●清掃員をしていた経験上、フンそうじは水で充分。水をまいて柄の長いブラシでこする。その後、クレゾール消毒で完了です。(36才・会社員)
●毎日ベランダを拭く。だから、こびりつかないうちに取れる。部屋のそうじの延長のようなものです。(66才・無職)

●フンのほとんどが水分なので、こすらずに水をかけて軟らかくなるまで放置し、その後、水で流して軽くこすれば落ちる。雨の日にまとめて落とすのがおすすめ。頻繁にフンをするなら、あらかじめ新聞やビニールシートなどを敷いて予防。迷惑だと騒ぐより、「共存するのだ、みんなの地球だ~」と思う方がストレスないです。(51才・その他)

取材・文/佐藤有栄

※女性セブン2022年9月1日号

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