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キャリア

中高年でもできる副業 「モーニングコール代行」で思わぬ“太客”がつくことも

副業の市場は多様化し、意外な仕事も増えているという(写真:イメージマート)

副業の市場は多様化し、意外な仕事も増えているという(写真:イメージマート)

「若い人にしかできないんじゃない?」「空き時間があまりないのよ」「自分には経験がないし」──副業に二の足を踏む人もいるが、職種は激増、しかも、出勤して机に向かったり接客したりする仕事ばかりではない。意外な方法で稼ぐこともできるようになっているという。いま中高年でもできる副業にはどんなものがあるのか?

 千葉県在住の小林美香さん(仮名・50才)が満面の笑みを浮かべて語る。

「新型コロナの影響で夫の収入や私のパートが減って困っていたところ、ネットで意外な副業を見つけました。空いた時間にやってみたらおもしろくてハマりました。こんなことがお金になるなんて、と驚きました」

 長引くコロナ禍は家計を直撃し、ウーバーイーツの配達員や不要品の販売などの副業が珍しくなくなった。現在、副業の市場はさらに多様化して、「えっ、そんな仕事あるの!?」とビックリするような副業が増えている。

 冒頭の小林さんが始めたのは「シーグラス拾い」。割れたガラスが波で削られ、浜辺に打ち上げられたシーグラスは、手作りアクセサリーやキャンドルアートの材料として人気で、見つけたらメルカリなどフリマアプリに出品するだけの超簡単な仕事だ。

「家が海の近くなのでしょっちゅう浜に通っています。角が丸く、色が鮮やかなものほど売れるのですが、ゲーム感覚で楽しく探せて運動にもなっています」(小林さん)

 彼女の儲けは月数千円だが、それ以上の楽しみを得ている。いまや副業の目的はお金を稼ぐことだけでない。シーグラスを探し歩くことで足腰が鍛えられ、高かった血圧も下がったというのだ。

 このほかにも、50才オーバーでも簡単にでき、健康や知識といった付加価値まで得られる副業を紹介しよう。

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