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【ドル円週間見通し】FOMCで大幅利上げ見込みもドル円の上昇は限定的か

・9月19日-23日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(日)8月消費者物価コア指数(コアCPI) 20日(火)午前8時30分発表予定
・予想は、前年比+2.7%
 参考となる7月実績は前年比+2.4%。上昇率は消費税率引き上げの影響を除くと2008年8月以来の水準。エネルギー、食料品価格の上昇が要因。8月については、エネルギー、食料品以外の項目でも上昇が続いていることから、物価上昇率は7月実績を上回る見込み。

○(米)連邦公開市場委員会(FOMC)会合 21日(水)日本時間22日午前3時結果判明
・予想は0.75ポイントの追加利上げ
 直近発表の8月消費者物価コア指数(CPI)は前年比6%超の高い伸びを記録。CMEのFedWatchによると、9月15日時点で9月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.00-3.25%以上となる確率は100%。また、インフレ持続を受けてFF金利の誘導目標水準は2023年にかけて4%台に上昇する可能性が高まっている。

○(日)日本銀行金融政策決定会合 22日(木)政策決定会合の終了予定時刻は未定
・予想は、金融政策の現状維持
 前回の金融政策決定会合では、物価について「需給ギャップや予想インフレ率の動向を踏まえると、物価安定の目標の安定的な達成は難しい」との意見が出ていた。足元のインフレ率は2%を超えているが、円安進行を加味してもこの状態が長期間持続する可能性は高まっていないため、日本銀行は現行の金融緩和策を維持する見込み。

○(米)9月S&Pグローバルサービス業PMI 23日(金)午後10時45分発表予定
・予想は、44.8
 参考となる8月実績は43.7。多くの企業が原材料価格や輸送費の上昇などが企業業績を圧迫している。9月については、金利上昇の影響もあるため、8月実績との比較で大幅な改善は期待できない。

○その他の主な経済指標の発表予定
・20日(火):(米)8月住宅着工件数
・21日(水):(米)8月中古住宅販売件数
・22日(木):(英)英中央銀行MPCが政策金利発表
・23日(金):(欧)9月S&Pグローバルユーロ圏総合PMI

【予想レンジ】
・142円00銭-145円50銭

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