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気象予報士・蓬莱大介さんが教える台風の基礎知識 離れたところでの強風にも注意

ここが強風ポイント! 予報図の見方とは?

台風の進路予想図。予報円は“台風の中心がこの円のどこかに進む”という予想範囲を示すもの(イメージ)

台風の進路予想図。予報円は“台風の中心がこの円のどこかに進む”という予想範囲を示すもの(イメージ)

 台風の進路予想図(別掲)に破線で書かれた「予報円」が日に日に大きくなっているのを見て、台風自体が大きくなると勘違いされるかたがいますが、それは違います。予報円というのは、“台風の中心がこの円のどこかに進む”という予想範囲を示すもの。日に日に大きくなるのは、予測のブレ幅と考えてください。

 ×印がついているところが台風の中心、いわゆる“目”があるところです。赤い円は風速25m以上の警報レベルの暴風警戒域を、黄色い円は風速15m以上の強風域を意味します。その円の中で最も風が強くて危険になるのは「目に近い場所」なのですが、「目」の部分に入ると風も穏やかで、一瞬晴れることもあります。とはいえ、その後また強風になるので、引き続き警戒は怠らないようにしましょう。

 ただ、進路予報図ではわかりにくい“例外”も。

【1】比較的コンパクトな台風の場合、台風の目が近づいてから急激に風が強まる場合があります。「来るぞ来るぞ……」という風の強まり方ではなく、いきなり暴風が来るので注意が必要です。

【2】大型の台風の場合、台風と離れたところに高気圧があると気圧差が大きくなり、台風の中心から離れていても風が強くなることがあります。

【3】秋の台風に多いのですが、台風から離れたところでも北東の涼しい風が台風からの暖湿流とぶつかると、積乱雲へと成長して、竜巻が発生することがあります。竜巻は瞬間的に台風以上の突風が吹くこともあるので油断は禁物です。

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