キャリア

定年後の働き方は「ガツガツ」より「ほどほど」に 目指すは「月10万円の不足分」を稼ぐ

 現役時代での職場では当たり前だった知識や考え方が、再就職後に重宝されたり、規模の小さい職場に移ったことで競争性が下がり、頼りにされることが増えるのだ。

「大企業から中小企業、または専門スタッフが少ない職場に場所を変えることで、負担を減らしつつも、大きなやりがいを得られる可能性が高まります。収入にこだわらずに、自分のやりたいことや得意分野、より充実感のある仕事にシフトしていけるのは、働くシニアだけの特権です」

「定年後も働くなんて大変そう」と思うかもしれないが、実は2019年のリクルートワークス研究所の調査では「仕事に対する満足度」は、定年を境に急激に上昇しており、60才では45.3%、70才では59.6%、そして75才ではなんと61.2%もの人が「自分の仕事に満足」と感じている。

 一方、もっとも責任ある立場の人が多く、給与も多い50才だと、仕事に満足している人は35.9%で、満足度はもっとも低い。

「定年後は、給与が多いことよりも、責任やストレスが少ないことの方が、仕事に満足できます。支出が減って生活に余裕ができる中、“月に10万円も稼げれば充分”という考え方が、これから老後を迎える人にとって、もっとも幸福度が高いのではないでしょうか」(坂本さん)

※女性セブン2022年10月13日号

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