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需要半減からの巻き返し図るカラオケ業界 ウィズコロナ時代に生かされる最先端文化

唯野奈津実(ゆいの・なつみ)/日本で唯一のカラオケ評論家(商標登録済)。上達法や文化、歴史、カラオケ大会のプロデュースなど、あらゆる角度からカラオケを調査研究・評論する

唯野奈津実(ゆいの・なつみ)/日本で唯一のカラオケ評論家(商標登録済)。上達法や文化、歴史、カラオケ大会のプロデュースなど、あらゆる角度からカラオケを調査研究・評論する

 また、歌のうまさを競い合うカラオケ大会やオーディションなどは、カラオケ動画の撮影・公開機能を駆使すれば容易に可能です。今後は、予選はオンライン上で、決勝はリアルイベントで開催する、といったオンとオフの融合も活発になっていくと思います。

 未曽有のコロナ禍において不当に危険視されてきたカラオケもそろそろ巻き返しの時期です。コロナ禍以前のような全国規模のカラオケ大会の開催は、ユーザーが再びカラオケ店舗に足を運ぶ大きな動機付けになり得るはずです。メーカーや店舗には、そうしたイベントをどんどん主導して、コロナで失われた活気を取り戻し、逆襲してほしいと思っています。

【プロフィール】
唯野奈津実(ゆいの・なつみ)/1975年生まれ、岡山県出身。日本で唯一のカラオケ評論家(商標登録済)。上達法や文化、歴史、カラオケ大会のプロデュースなど、あらゆる角度からカラオケを調査研究・評論する。メディア出演や関連記事の執筆も多数。

※週刊ポスト2022年11月18・25日号

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