キャリア

「ワーキング・ホリデー活用で月給48万円に」オーストラリアで働く人たちが実感する円安効果

「日本と違って縦社会じゃないから働きやすい」

ベグナッツさんの月収は多いときで90万円超にも。日本で働いていたときの約4.5倍という(本人提供)

ベグナッツさんの月収は多いときで90万円超にも。日本で働いていたときの約4.5倍という(本人提供)

 28才男性のベグナッツさんはオーストラリア滞在4年目。日本では上司とのそりが合わず、水産関連商社を1年で退職して海を渡り、現在は小麦の会社でトラックの誘導と簡単な機械操作を行う。

「本格的に稼ぐようになったのは今年5月に綿工場の夜勤12時間勤務で働き始めてから。こっちは8時間以上働くと給料が1.5倍、10時間以上働くと2倍、週末に働くと2倍になる法律があります。6日働いて2日休みのシフトで仕事を始めてからの収入は平均60万円で、8月は90万円を超えました。日本時代の給与は手取りで22万円だったので、考えられません」(ベグナッツさん)

 異国の地で日本では得られない多様性を学んだと続ける。

「多様性と共存するオーストラリアで働き、外国人の働き方やあるべき姿勢を感覚として身につけることができています。日本と違って縦社会ではなく、どの職場も上司との壁がないので風通しがよく働きやすいです」(ベグナッツさん)

※女性セブン2022年11月24日号

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