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食べたいけど頼みにくい… 飲食店の「レディースセット」の名称に不満を持つ男性たち

小鉢がたくさんある「レディースセット」の一例。注文したい男性もいるのだが…(イメージ)

小鉢がたくさんある「レディースセット」の一例。注文したい男性もいるのだが…(イメージ)

 飲食店の中には、「レディースセット」の名を冠するメニューを設けている店がある。概ね、通常メニューよりも量が少なめ、セットならメインのボリュームが抑えられていてサラダやデザート付きといった感じだ。店によってルールは異なるだろうが、男性が注文しようとして断られることもあるようで、そもそも注文していいものか迷ったり、注文しにくいと感じたりする男性は少なくない。

「レディースセット」を楽しみたい男性や、実際に注文したことがあるという男性たちに、注文時の心境を聞いた。

男がみんな大食漢というわけじゃない

 メーカーに勤務する20代男性・Aさんは、いわゆる平均的な体型だが、少食を自認。自身にとって「レディースセット」は理想的だという。

「『おかわり自由』『大盛り無料』みたいな増量サービスは、たしかに同じ値段なのであればお得になることは理解しますが、僕にとってはまったく魅力を感じません。よく行く大好きなオムライス屋さんに、以前『メンズランチ』があったのですが、これは値段そのままでサイズアップができるというもの。男だからって皆サイズアップが嬉しいわけじゃないのに、と思っていました(笑)。

 どちらかというと、メインに、サラダやコーヒーがついてきて、それぞれ単品で注文するよりはお得になる『レディースセット』が理想的。でも、メニュー表に『男性のお客様もご注文いただけます』と書かれていても、やっぱり頼みにくいです……」(Aさん)

 そんなAさんは同僚女性と昼食を食べる際には、「レディースセット」を代理で注文してもらうこともある。

「以前、そのレディースセットを頼もうとした時、声を出したくないので、メニュー表を指して『これで』と注文したのに、確認のためとして、店員さんから『レディースセットですね?』と大きな声で言われてしまって、すごく恥ずかしい気持ちになったことがありました。気にし過ぎなんでしょうけどね(笑)。

 だから、同僚の女性とランチに行く時は、彼女にレディースセットを2つ頼んでもらいます。なんで『レディース』なのか……。普通に『お得セット』とか、何かしら名前を変えてくれればいいのになと思ってしまいます」(Aさん)

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