快適クルマ生活 乗ってみた、使ってみた

ホンダN-WGNに「急アクセル抑制装置」が新採用 試乗テストでアクセルを床まで踏んでみた

稼働をオフにすることもできるが…

 もちろんこうした高度な予防安全装置であっても、完全に事故が防げるということではありません。あくまでも運転するのはドライバー自身です。

 実はこの機能は、リモコンキーと連動していて、販売店で機能を有効化することで、稼働状態になるのです。つまり、イヤな人は稼働させないことも選べ、ドライバーの自主性に任されるわけですが、個人的には疑問が残りました。できれば「作動すること」を初期設定とし、実際にはユーザーからの使い勝手をつねに聞き取りながら、少しずつ使いやすいようにアップデートしていけばいいようにも思いました。

 最後になりますが、くれぐれも「急」のつく運転(急加速、急発進、急ブレーキ)をおこわないことが、エコロジーやエコノミーだけでなく、安全にも繋がるという大原則を心に留め、安全運転を心がけたいものです。

【ホンダN-WGN(Lスタイル+ビター)】
車両価格:154万9900円~
全長×全幅×全高=3,395×1,475×1,675mm
最小回転半径:4.5m
最低地上高:140mm
車重:850kg
駆動方式:FWD
エンジン:直列3気筒DOHC 658cc
最高出力:43kW(58PS)/7,300rpm
最大トルク:65Nm(6.6kgm)/4,800rpm
WLTCモード燃費:23.2km/L

【プロフィール】
佐藤篤司(さとう・あつし)/自動車ライター。男性週刊誌、ライフスタイル誌、夕刊紙など一般誌を中心に、2輪から4輪まで“いかに乗り物のある生活を楽しむか”をテーマに、多くの情報を発信・提案を行う自動車ライター。著書『クルマ界歴史の証人』(講談社刊)。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。

アクセルを床まで一気に踏み込んだ状態でも加速せず、ノロノロと前進

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踏み間違いと判断すると、速度を落とした上にスピードメーターの右側にあるインジケータ部分で「アクセルを戻しましょう」とドライバーに警告する

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