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「地域の子供たちのために」 市役所に「レジ袋に入れた1000万円」を寄付した79才理容師の真意と半生

「1000万円寄付」がニュースになったことで、古い知り合いから連絡が来たり、新しい客が訪れたりといった小さな変化はあったものの、80才を目前にしても体の衰えはなく、店を始めた頃と同じくらい忙しく働いている古田さん。そのエネルギーの源はどこにあるのか。

「健康の秘訣は食事と運動。塩分を控えて、たんぱく質を摂る。お肉、お魚、大豆なんかを食べるよう心がけています。朝は牛乳にきな粉、すりごま、時々コーヒーも入れて電子レンジでチン。後はバナナとゆで卵、トーストが定番で、昼と夜は肉や魚を食べる。運動は、1kgの鉄アレイを持ってスクワットしたり、腕を回したり。気がついたらするようにしています」

 実際に、店の片隅には鉄アレイが無造作に置かれている。

「理容師を何才まで続けるとか、そういう目標はありませんよ。行けるところまで行きたいね」

 穏やかな表情で語る古田さんの言葉には、コツコツお金を貯める方法はもちろん、明るく元気に生きるための“金言”が詰まっていた。

撮影/伏見友里

※女性セブン2023年2月9日号

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