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サードパーティ排除、インプレッション可視化… イーロン・マスク氏買収後の改革で「ツイッター離れ」したユーザーの声

かつてのサードパーティアプリ愛用者からは悲鳴もあがっている

かつてのサードパーティアプリ愛用者からは悲鳴もあがっている

 MacOS版の『Tweetbot』を使用していたのは、都内の自営業・Bさん(30代女性)。Tweetbotが使えなくなってからは、ウェブブラウザでツイッターを見ているが、表示される広告にギョッとすることも多いという。

「今までは広告がなく、何も感じることはなかったんですが、ブラウザになると結構際どいイラストの広告が出てくることもあって、ビックリしました。会社でツイッターを開いている時に、同僚に見られたら嫌だなあ……とヒヤヒヤします。そういうこともあるので、ツイッターを開く機会は減っています」(Bさん)

インプレッション数の可視化で投稿頻度が激減

 マスク氏の買収後、各ツイートには「インプレッション数」が可視化されるようになった。「インプレッション数」とは、ツイートの閲覧回数のこと。その数字が大きければ大きいほど、影響力があるということになる。

「インプレッション数が表示されるようになって、ツイート投稿頻度が減った」というユーザーもいる。都内の会社員・Cさん(40代男性)はこう話す。

「私の場合、気になったニュースに対して思ったことをつぶやいたり、テレビを見ながらつぶやいたり、あまり深く考えず気軽にツイートしていたんです。フォロワーは400人くらいで、知人もいれば、まったく知らない人もいるという感じ。

 インプレッション数が表示されるようになって、何気なく見ると100いけばいいくらい。ミュートしているフォロワーも多いんだろうなと思ったら、急に恥ずかしくなってしまって……。そりゃ、有益な情報でもなんでもないんだから、見なくてもいいですよね(笑)。自分としても、数が見えなかったら何とも思わなかったのに、見えてしまうと、気になって仕方がない。ツイートするにも“これはツイートする必要があるのか?”なんて考えるようになってしまい、明らかにツイッター離れしました」(Cさん)

 その後も2月2日には、ツイッターAPIの無料提供終了が発表されるなど、マスク氏による改革は急速に進んでいる。だからこそ、これまでのツイッターのスタイルに慣れていたユーザーの多くは戸惑っている様子。新たなツイッターのスタイルがどこまでユーザーの支持を得られるのか、注目したい。(了)

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