バレたらどのような罰則が待っているのか(イラスト/大野文彰)
賃貸物件では、ペットがOKのところもあれば、禁止のところもある。そのルールを守るのが当然だとはいえ、中にはペット禁止の物件でこっそりペットを飼っている住人もいるだろう。もしも、それが大家に発覚した場合、どんな対応をされる可能性があるのだろうか。実際の法律相談に回答する形で、弁護士の竹下正己氏が解説する。
【相談】
友人の飼い猫が出産し、子猫があまりにもかわいかったため1匹譲ってもらいました。しかし、ペット禁止の賃貸物件に住んでいるため、内緒で飼育しています。大家さんからは契約時にペット禁止と言われましたが、具体的な罰則は聞いていません。
もし猫を飼っていることが発覚した場合、どのような罰則を受けますか。(島根県・60才女性・パート)
【回答】
ペット禁止の賃貸物件なら、猫はペットですから契約違反ですが、どんな制裁を受けるかは一概には言えません。
賃貸借契約書や使用規則などにペット禁止の規定がなければ、その違反に対する制裁の規定もないはずです。とはいえ口頭でペット禁止を告げられ、あなたも了解しているので子猫の飼育は契約違反です。契約違反の是正を求められて応じなければ契約解除されます。
しかし、軽微な違反で周囲に迷惑をかけず、建物にも損傷がなく、大家との信頼関係を解除が必要なほど壊したといえないと判断されれば、契約解除の効力が否定される可能性もあります。
契約書などに「小動物等の例外なくペット飼育が禁止」と記載されていれば明らかな契約違反です。その場合、契約解除などの制裁も規定されているでしょう。楽観できません。
