大学生からNISAで投資を始める人も少なくないという(イメージ)
2024年に新NISAがスタートした影響もあって、若い世代のあいだでも投資への関心が高まっている。一方で、「NISA枠を早く埋めなくては」という焦りから、投資を優先し、生活費が圧迫されるという「NISA貧乏」と呼ばれる言葉も広がっている。国会でも取り上げられるなど話題を呼んだこの現象だが、実際に大学生に話を聞くと、投資への理解や行動には、かなりの差があり、「マネーリテラシー格差」が浮き彫りになりつつある。
NISAにお金を入れているので、自由になるお金がない
都内の、有名私立大学に通う男性・Aさん(20代・法学部)は、すでに外資系金融への内定が決まっており、「お金の勉強」にも積極的だという。実際、アルバイト収入の大半を投資に回しているが、「無理している」自覚もある。
「SNSで『20代から投資しないと手遅れ』みたいな情報をよく見るようになり、去年から投資を始めました。いまは月5万円くらいをNISAの『つみたて投資枠』に入れていますが、それ以外にも『成長投資枠』でも個別株を買ってみたりと、実験的に色々と勉強している段階です」(Aさん)
しかし、投資に力を入れるようになってから、私生活にしわ寄せも出ているという。
「月5万円を積立して、スポットで個別株も買っているので、自由になるお金はあまりない。外食はほとんどしないし、友達からの飲みの誘いも断ることが増えました。僕が通っている大学は、裕福な家庭の子が多く、遊びやデートでも結構ちゃんとお金がかかるような場所に行くやつが多いんですよ。
そういう友人を見ていると、『実家が太い奴はNISAも親が金を出してくれるのかな』なんて羨ましく思うこともありますね。僕自身は、自分の将来のためと思って割り切っているんですけど、正直ちょっと無理している自覚はありますね」(同前)
