Rickyさんはどのようにして有望な“増配株”を発掘しているのか(写真:イメージマート)
投資で成功して“億り人”になった人々は、どんな投資先を探しているのか。株式投資で億超えの資産を築いてFIRE(経済的自立と早期リタイア)を実現した個人投資家・Rickyさん(50)は「目指すべきは割安で成長力も兼ね備えた企業への投資です」と語る。成長性のない、ただ割安なだけのバリュー株では今後の増配は期待できないとも指摘する。
では、Rickyさんはどのようにして有望な“増配株”を発掘しているのか。今回は証券口座にログインしてスクリーニングすることから始まる銘柄選定のプロセス、銘柄選定の条件を紹介する。
年間800万円超の配当収入を実現した自身の投資手法と保有79銘柄を公開した話題の新刊『年収300万円から年配当804万円をもらう「激・増配株」投資入門』(KADOKAWA)より一部抜粋・再構成して紹介する。
銘柄選定は2段階のステップを踏んで指標を確認
銘柄選定する際、まず2段階のステップを踏んで指標を確認します。その目安となる銘柄選定の条件は次のとおりです。
【銘柄選定第1段階】
・PER(株価収益率):12倍以下
・PBR(株価純資産倍率):1.3倍以下
・ROE(自己資本利益率):7%以上
・ROA(総資産利益率):3%以上
・配当利回り:3%以上
・自己資本比率:35%以上
・時価総額:100億円以上
【銘柄選定第2段階】
・EPS(1株当たり純利益)10期推移にマイナス転落がないこと
・今期EPSは9期前の2倍以上であること
・BPS(1株当たり純資産)が10期すべて増額であること
・1株配当10期推移に減配が2度以上ないこと
・過去10期に無配転落がないこと
この検索条件であぶり出した銘柄の特徴を、数字を使わず表現すると、「割安で稼ぐ力もあり利回りも悪くない。財務的にも株式の流動性にも大きな問題はなし。ここのところ赤字がなく、利益は増加傾向。純資産と配当は着実に増加傾向にある銘柄」ということになります。
「私はこういう銘柄が欲しい!」という気持ちを数字に変えて選定条件に落とし込んでいく作業が銘柄選定の大事なところです。
“Ricky流”スクリーニング条件の考え方(『年収300万円から年配当804万円をもらう「激・増配株」投資入門』より)
ここまでの作業でスクリーニングによる機械的な選別と過去10年間のEPS、BPS、1株配当の推移確認という2つが終了しました。

