今のエクステは昔と何が違うのか(写真:イメージマート)
安室奈美恵に憧れたサラサラストレートヘアの「アムラー」や、長いエクステを“巻き髪”にした平成ギャルたち──。髪の毛のエクステといえば、そんなひと昔前のギャル文化を思い浮かべる人もいるだろう。
だが、最近ではエクステ事情が大きく変化している。K-POPアイドルも取り入れている韓国発の最新式エクステが輸入されたり、高品質の最高級人毛が普及したりと、10年前に比べて飛躍的な進化を見せている。
実際に、「10万円かけてでもエクステをつけたい」という若年女性もいる。なぜ彼女たちは、高額なエクステに惹かれるのか。最新のエクステ事情を調査した。
「伸ばすと数年かかる分、その時間をお金で買っている」
都内の私立大学に通う女子学生・Aさん(20歳)は、韓国アイドル風のロングヘアに憧れ、大学入学を機に「羽エクステ」を付けているという。
「もともと入学時はボブだったんですが、IVEとかaespaみたいな韓国アイドルの“つやつやロング”に憧れてエクステをつけるようになりました。とくにIVEのチャン・ウォニョンちゃんが推しなので、彼女の綺麗なロングを真似したくて。
地毛を伸ばすと2年以上かかるし、途中の中途半端な長さの状態が続くのが嫌だったんです。でもエクステなら、その日に完成形になれるし、SNSで写真を撮ったときの盛れ方も全然違います。だから大事なコンサートの前に、思い切って挑戦しました」(Aさん)
Aさんが装着しているのは、「羽エクステ」と呼ばれるもの。これは、専用の紐や特殊技術で地毛と結びつける、比較的新しいタイプのエクステだという。結び目が小さく軽量なため、従来のエクステよりも頭皮への負担が少ない。また、高品質な人毛を使っているため、一度取り外しても繰り返し使えることから「コスパがよい」と周囲でも人気だという。
ただし、高品質な分、料金もけっして安くはない。Aさんは続ける。
「エクステ1本で800~1000円くらいが相場ですね。私は80~100本くらいを全体に付けたので、普通に8万~10万円くらいしました。めちゃくちゃバイトして貯めたお金です(笑)。正直、高いですよ! でも、『いま一番なりたい状態』『いま盛れる状態』になるために数年間耐えるよりも、その時間をお金で買っているイメージです」(Aさん)
