セブン-イレブンで6月10日に実施された「スムージースーパーセール」(プレスリリースより)
やはり「半額」という言葉に人は惹かれるのか──。最近もセブン-イレブンで実施されたスムージーの半額キャンペーンが大きな話題を呼び、店内にはスムージーマシンに並ぶ大行列ができたほど。ただ、こうした事例は最近に限った話ではない。企業によるキャンペーン施策が引き起こす騒動について、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が解説する。
可視化された「半額」「無料」の威力
6月10日は果物ブランドDOLEが制定した「スムージーの日」ですが、セブン-イレブンは1日限定で300~400円ほどの「セブンカフェスムージー」を全品半額にするキャンペーンを行いました。
すると、セブンの店内にはスムージーマシンに並ぶ大行列ができ、SNSでは120分待ちを報告するユーザーも出てくるほど。普段より150~200円ほど安く買えるということで購入者が殺到したわけですが、あらためて「半額」「無料」が大好きでたまらない人が、これだけ大人数いることが可視化されたということです。もちろん、いくら安いからといって、スムージーを大量購入して一気に飲むのは現実的ではないはずですが、なかには複数買って一部を家に持ち帰り、後日店舗のマシンでスムージーを作ろうと試みた人もいたようです。
大手チェーンが半額や無料キャンペーンをやると、こうした混乱が発生しがちなわけですが、混乱したとしても、SNSにその状況が紹介され、今度はネットニュースに掲載されるわけで、PRとしては案外「おいしい」のかもしれません。混乱が生じたことに一部で批判の声も出るでしょうし、企業としては対策も求められるわけですが、その一方で商品やサービスの認知度アップにつながっている側面もあるでしょう。
今回のセブンのスムージーの行列騒動でいろいろと思うところはあるのですが、ネットには伝説の行列というものが多数存在します。基本的には大人数が訪れ、混乱が発生したもの。それも今回の「120分待ち」なんてかわいいものではありません。だいたい「○分待ち」といった表記をされると「あなたの時給を考えると、それはコスパ悪いだろw」的に嘲笑されがちですが、一つの「祭り」としてはネット史に残る。それらを順不同で振り返ってみます。
