中国のメモリ増産計画も影響か(写真:イメージマート)
一時は上場から1年半で株価70倍という驚異の急騰を見せた半導体メモリ大手のキオクシアホールディングス(HD)だが、7月は急落。一時は最高値から3分の1の水準まで落ち込んだ。今後の見通しはまだまだ不透明だが、日本株の上昇を牽引してきたAI・半導体関連銘柄に広がる動揺の震源はどこにあるのか。次の展開をどう見通せばいいのか。元手94万円を1年11か月で17.5倍に増やした凄腕投資家・かぶカブキさんに聞いた。
かぶカブキさんは大学卒業後にIT関連企業を経て証券会社に入社。ディーラーや営業としての経験を積むなかで、隠れた大化け銘柄を発掘する手法を確立してきた。2021年に38歳で独立し、現在44歳。今年前半はキオクシアやマイクロン・テクノロジー、レゾナック・ホールディングス、東洋合成工業、古河電気工業といった半導体関連銘柄で利益を積み増したという。
売りが売りを呼ぶ展開を生んだ韓国投資家の動き
かぶカブキさんはキオクシア株を200株保有していたが、100株を売却して他の半導体銘柄に資金を分散し、現在の保有はミニ株による30株にまで減らしている。
「当初の含み益は800万円ありました。高値のタイミングで売り抜いたり、下落時に買い増したりしてきましたが、7月28日の急落などもあって少し利益は減らしました。非常に難しい局面ですね。メモリ価格自体は下がっておらず、あと1年は高値が継続するとの見方もあるなかでの急落となりました」
かぶカブキさんは急落には“韓国発”の要因があると見ている。
「おそらく韓国の個人投資家が5月頃からSKハイニックスやサムスンといった現地の半導体銘柄を買い進めた。そこから株価が大きく下落する局面となり、売りが売りを呼ぶ展開になっているように見えます」
