テレビはあってもスマホで動画も見る(イメージ)
全世代で、テレビ離れが起きている。NHK放送文化研究所が6月に発表した「国民生活時間調査」(有効回答:10歳以上の3795人)によると、平日にテレビをリアルタイムで見るという人の割合は71%で、前回(2020年=以下同、79%)より減少。高校生~20代は約3割にとどまった。
同調査のデータから世代別の数値を参照すると、10~15歳は42%(56%)、16~19歳は27%(47%)、20代は33%(51%)、30代は43%(63%)と、若年層を中心に大きな減少をみせるが、40代は55%(68%)、50代は73%(同83%)、60代は84%(同94%)と、中高年でもテレビを見ない人の割合が増えている。ちなみに70歳以上は92%(95%)と微減にとどまったが、全世代で減少したのは、1995年以降初だという。
研究所は、背景には動画視聴や、SNSの普及といった生活様式の変化を指摘するが、もはや「テレビを見るモニター自体持っていない」という人も珍しくなくなった今、人びとはなぜ、テレビ番組を見なくなっているのか。
場所をとるので「なるべく持ちたくない」
Aさん(20代男性)は、現在の家に引っ越してからテレビのない生活を送っている。テレビを所有することへの躊躇いを話す。
「テレビは“あったらいいな”とは思いますが、マストではないんですよね。今のところ絶対に見たいと思うテレビ番組はないし、あったらTVerでさらっと見る程度。逆にいえば、TVerで配信していないテレビ番組は諦めます。リアルタイムで見る意味がわからない」
テレビは場所をとるので、「なるべく持ちたくない」のだという。
「前の家ではテレビモニターを持っていたのですが、結局あまり見ないので、単純に邪魔になったんですよね。必要になったら買えばいいと思っていたら、結局ないままの生活で事足りています」(Aさん)
