モノがあふれるゴミ屋敷(イメージ)
太田プロダクションの同期芸人・落合隆治さん(ぐりんぴーす)と柴田賢佑さん(六六三六)が共同代表を務める「お片付けブラザーズ」。さまざまな家や施設に足を運び、汚部屋やゴミ屋敷、遺品整理など、片付け・不用品回収を行うプロジェクトだ。日々奔走する現場には、それぞれの“ドラマ”がある。今回は、住人が亡くなった後の“ゴミ屋敷”の片付け時のエピソードを紹介する。
尿が鍾乳石のような「柱」状に
──住人が亡くなった後に依頼されたお片付けで、驚いた光景はありましたか。
柴田:最近、いちばん驚かされたのは、トイレで見た謎の光景でした。孤独死された方で、ご遺族から「どうにも出来ない」と片付けを依頼され作業に行ったら、トイレの便器の前に、何やら太い“柱”がある。その正体は、尿が染みこんだ紙が何年も蓄積されて鍾乳石みたいに柱状になったものでした……。
トイレで用を足したとき、飛び散った尿を周囲に散らばる紙に染みこんで、何年もかけて柱になったのでしょう。誰も、尿が柱になるなんて思わないじゃないですか。僕は「尿柱」と命名したのですが、もはやホラーですよね。
実際のトイレの写真(提供写真)
──トイレの床に紙が散乱して、そこに尿が染み込んで。
柴田:いろいろなものが積み重なり、床が見えなくても気にならなくなるようです。その現場は、部屋も廊下も紙類や飲み終わったペットボトル、空き箱などで埋め尽くされていて、それでもトイレがいちばん“キレイ”でした。
──その状態で寝て、起きて、食べて、と生活していたんですね。
柴田:そのお宅の冷蔵庫には、色々食べ物が入ったままでした。シャケは腐り、かつおは“溶けて”いましたが、梅、キムチはそのままの状態でしたね。それを見て、「そういえば梅干しは保存食だったな」なんて、改めて思い出しました。

