書評 の記事一覧

米国経済を牽引した「GE帝国」の盛衰 数字のみ追い求めガバナンスを軽んじた末路
国家を代表するような巨大な企業であっても、その栄華が永遠に続くわけではない。その好例が、米国のゼネラル・エレクトリック(GE)社だろう。「最強企業」はいかにしてその企業価値を失っていったのか──。ノン…
2022.10.04 19:00
週刊ポスト

ひろゆきと竹中平蔵、弱肉強食経済学支持者2人の「言論プロレス」をどう見るか
【書評】『ひろゆきと考える 竹中平蔵はなぜ嫌われるのか?』/ひろゆき、竹中平蔵・著/集英社/1430円【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 本書は、ネットの世界で若者から圧倒的支持を受ける実業家のひろゆき氏…
2022.09.04 19:00
週刊ポスト

原田ひ香さんインタビュー『三千円の使いかた』に続く新刊『財布は踊る』で「絶対書こうと思っ…
著書『三千円の使いかた』(中公文庫)が60万部突破のベストセラーとなっている原田ひ香さんが、再びお金を題材にした新刊『財布は踊る』(新潮社)を上梓した。同書に込めた思いについて、インタビューした。美…
2022.08.13 07:00
女性セブン

日本車はEV化の波に乗り遅れたのか? 欧州がハイブリッド車つぶしに躍起になるワケ
【書評】『EVシフトの危険な未来 間違いだらけの脱炭素政策』/藤村俊夫・著/日経BP/2200円【評者】岩瀬達哉(ノンフィクション作家) 世界全体がエンジン車から電気自動車(EV)に急速に変わっていくなか、日…
2022.08.12 07:00
週刊ポスト

薩長はニセ金作り、幕府は通貨改鋳… インチキが横行した明治維新のマネー戦争
【書評】『お金の流れで見る明治維新』/大村大次郎・著/PHP文庫【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 歴史ファンのなかでは、幕末ファンが、圧倒的多数を占めている。特に坂本龍馬や勝海舟など幕末ヒーローを熱く…
2022.06.30 19:00
週刊ポスト

あらゆる商品が値上がりする「エブリシング・バブル」崩壊後に待つ未来は
【書評】『エブリシング・バブルの崩壊』/エミン・ユルマズ・著/集英社/1760円【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 1年半ほど前から、私は米国株がバブル状態にあることを警告し続けてきた。しかし、その後も順…
2022.05.22 19:00
週刊ポスト

戦争で息を吹き返す、「犠牲者を前提とした資本主義」にどう抗うか 小説家が伝統工芸に託した…
ロシアのウクライナ侵攻に端を発した戦争は、いまだ終着点が見えぬままだ。侵攻したロシアへの非難は言うに及ばず、日本をはじめ世界中から嘆きや戸惑いの声があがっている。21世紀の今、なぜ20世紀以前のような…
2022.05.01 16:00
マネーポストWEB

過去100年で9回、金融危機はなぜ繰り返される?「10番目は近い」と森永卓郎氏
【書評】『教養としての金融危機』/宮崎成人・著/講談社現代新書/968円【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 世界恐慌の引き金となった1929年のニューヨーク株の大暴落から、2009年のギリシャ危機に代表されるユ…
2022.03.28 19:00
週刊ポスト

ブルシット・ジョブが増える一方で、社会にとって大切な仕事の報酬が低い理由
【書評】『ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか』/酒井隆史・著/講談社現代新書/1012円【評者】森永卓郎(経済アナリスト) ずっと疑問に思っていたことがある。機械化やコンピュータ…
2022.02.03 16:00
週刊ポスト

スーパーエリート・財務官僚は「ワル」でなければ務まらない
【書評】『財務省の「ワル」』/岸宣仁・著/新潮新書/814円【評者】岩瀬達哉(ノンフィクション作家) 霞が関に君臨し、日本経済だけでなく中央政界をも裏で操ってきた旧大蔵省は、1990年代半ばの「大蔵不祥事」に…
2021.09.19 19:00
週刊ポスト

ポスト資本主義の答えはミニマリズムか?日本の未来を予測するための提言
資本主義の弊害が深刻化する中で、それに代わる経済社会システムの候補となるものは何か。経済アナリスト・森永卓郎氏が、話題書『消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神』(橋本努・著/筑摩書房)を読み解…
2021.08.07 15:00
週刊ポスト

「ドキュメンタリーの東海テレビ」を牽引する阿武野プロデューサーが語る仕事論
テレビマンはどのような仕事をしているのか。著書『さよならテレビ ドキュメンタリーを撮るということ』(平凡社新書)が話題の東海テレビのプロデューサー・阿武野勝彦氏に、同書で伝えたかったことと、その仕…
2021.08.03 07:00
週刊ポスト

サラ金の成立事情 同僚と飲む会社員が“優良な借り手”だった理由
現在は消費者金融と呼ばれる業態は、かつてはサラリーマン金融、通称「サラ金」と呼ばれていた。そうしたサラ金の歴史について解説しているのが、『サラ金の歴史 消費者金融と日本社会』(小島庸平・著/中公新…
2021.07.19 15:00
週刊ポスト

とてつもなく物価が安くなった日本 それが意味する重大なこと
失われた20年で日本の物価は驚くほど安くなった。では、その原因はどこにあり、その結果、将来的に日本に何が起こるのだろうか。経済アナリスト・森永卓郎氏が、『安いニッポン 「価格」が示す停滞』(中藤玲・…
2021.04.20 15:00
週刊ポスト

起業の天才・江副浩正氏が実践した「アメリカ型経営の真逆の経営術」
【書評】『起業の天才 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』/大西康之・著/東洋経済新報社/2000円+税【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 本書は、リクルートの創業者、江副浩正の伝記だ。500ページ近…
2021.03.12 16:00
週刊ポスト

コロナ禍で肥大化する官僚組織という巨大なブルシット・ジョブ機関
【書評】『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』/デヴィッド・グレーバー・著 酒井隆史、芳賀達彦、森田和樹・訳/岩波書店/3700円+税【評者】大塚英志(まんが原作者) 大学を出てから組織に属…
2021.02.08 07:00
週刊ポスト

資本主義が限界を迎えた中での新ビジョンはどこにある?
【書評】『人新世の「資本論」』/斎藤幸平・著/集英社新書/1020円+税【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 資本主義が限界を迎えた。私が『年収300万円時代を生き抜く経済学』を書いたのは、18年前だ。格差拡大の…
2021.01.01 07:00
週刊ポスト

スマホ料金高止まり本当の理由は? 業界の癒着と腐敗の構造を読み解く
【書評】『スマホ料金はなぜ高いのか』/山田明・著/新潮新書/720円+税【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 2年前、菅官房長官が「携帯料金は4割下げられる」と発言して、携帯電話業界に値下げの圧力をかけた。…
2020.09.16 16:00
週刊ポスト

森永卓郎氏 「最近の起業家には努力が感じられない」は偏見だった
【書評】『STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか』/堀新一郎、 琴坂将広、井上大智・著/NewsPicksパブリッシング/2400円+税【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 本書は、大成功を収めた日本の起業…
2020.07.18 15:00
週刊ポスト

マルクス経済学で育った森永卓郎氏、AI関連本を読んで抱えた葛藤
【書評】『シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成』/安宅和人・著/ニューズピックス/2400円+税【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 未来を予測することは、過去を評価するよりはるかに難し…
2020.04.19 11:00
週刊ポスト
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