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「憧れの大型冷蔵庫」購入時の落とし穴 「入らない!飛び出す!送料無料でも別料金!」

600リットル弱で、この存在感

600リットル弱で、この存在感

 最近では“狭い冷蔵庫スペースにも入る”として、容量は多いながらも横幅の小さい「スリムタイプ」も人気だが、搬入できたからといって安心はできない。500リットルのスリムタイプの冷蔵庫を購入した40代男性・Bさんは「こんなはずじゃなかった」と振り返る。

「実際に置いてみたら、横幅は問題なかったのですが、奥行きが意外にあって、システムキッチンからボコッと手前に飛び出して、料理する時の動線の妨げになっているんです。スリムタイプとはいえ奥行きは70cm超あって、うちのシステムキッチン(奥行き65cm)のラインには収まりませんでした……」

「送料無料」のはずなのに別料金が次々と…

 大型冷蔵庫は高価なものだけに、販売店にとっての利益も大きい。そのため送料は販売店が実質負担するなど「無料」であることも多い。だが、無料だと思っていた送料に“別料金”がかかることもある。

「基本は送料無料なのですが、階段で上階に搬入する場合は別料金になります。『うちはエレベーターがあるから大丈夫』と思っていても、いざ搬入になると『大きすぎてエレベーターに入らない』という問題が発生し、結局、追加費用が発生するケースもあります」(前出・量販店店員)

 階段を使う場合だけでなく、搬入できず諦めて持ち帰ってもらうときの「往復送料」や、窓などから運び込む際の「追加作業員料」「クレーン搬入料」、さらには古い家電をリサイクル処分してもらう際の「運搬料」など、送料にまつわる“別料金”は少なくない。しかも、これらの費用はいずれも以前と比べて高騰しているのだという。

 食料品をまとめ買いして節約につなげようとして買った大型冷蔵庫で、逆に思わぬ出費が増えてしまってはもったいない。買う前に家に入るのか、置けるのかといったサイズの確認をしておくことは当然だが、送料の追加費用などについてもきちんと調べておいたほうがよいようだ。(了)

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