吉田みく「誰にだって言い分があります」

【婚活アプリの落とし穴】初対面デートで「食事代の一部負担」を求めたら女性にブロックされた30代男性の気付き

恋人や結婚相手を求めていない相手とマッチングしてしまうことも(イメージ)

恋人や結婚相手を求めていない相手とマッチングしてしまうことも(イメージ)

見落としていたプロフィール欄の文言

 女性は支払いを渋り続け、結局支払ったのは1000円のみ。リキヤさんが提示した金額の10分の1だった。どうやらアプリのプロフィール欄には「男性が飲食代を全額負担してほしい」旨が記載されていたようだが、リキヤさんはその部分を見落としていたようだ。

「1円でも払おうとする姿勢は合格」と話していたリキヤさんだったが、解散後に連絡先をブロックされてしまう。

「食事のお礼と合わせて、お金に対する僕の考え方などを書いて送りました。私のタイプの女性だったので真剣な交際に発展できればと期待し、熱心なメッセージを送ったのですが返信はなし。1000円を返しましょうか? とも送りましたが無視。この女性は僕との出会いよりも食事を奢られることが目的だったんだと気づきました」

 リキヤさんのマッチングアプリ利用歴は2年目。マッチングした女性は積極的にデートに誘い、最初の食事やお茶までは進めるものの、結婚相手の候補となる女性にはまだ出会えていない。年齢や職業、容姿など、今後は相手の条件を広げていきたいと話していた。

 マッチングアプリでは、その使用条件や相手のプロフィールをよく確認しないと、そもそも恋人や結婚相手を求めていない相手とマッチングしてしまうこともある。いつ、どこにいてもアプリで気軽に出会える機会が増えた今だからこそ、落とし穴にハマらないよう、プロフィール文をきちんと読むなど、一つ一つの出会いに慎重になっていく必要があるだろう。

【プロフィール】
吉田みく(よしだ・みく)/埼玉県生まれ。大学では貧困や福祉などの社会問題を学び、現在はフリーライターとして人間関係に独自の視点で切り込んでいる。マネーポストWEBにてコラム「誰にだって言い分があります」を連載中。趣味はドライブをしながら道の駅を巡ること。

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