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中高年が『ポケモンスリープ』を体験して感じたこと 「寝落ちしなくなった」「自分のいびきに驚き」

『ポケモンスリープ』を体験して何がわかった?(写真:イメージマート)

『ポケモンスリープ』を体験して何がわかった?(写真:イメージマート)

 寝ている間にポケモンの寝顔を集めるスマートフォン向け睡眠ゲームアプリ『Pokemon Sleep』(以下、ポケモンスリープ)が7月20日に配信された。2016年にリリースされて社会現象となった『Pokemon GO(ポケモンGO)』に続く、ポケモンを題材とした生活密着型アプリとして注目されている。

『ポケモンスリープ』は、アプリを立ち上げた状態のスマホを枕元において就寝すると、睡眠データを計測。睡眠時間を「睡眠スコア」に換算し、そのスコアに応じてキャラクターのカビゴンを育てていく。

 睡眠は「うとうと」「すやすや」「ぐっすり」「特徴なし」の4パターンに分類。カビゴンの周りに集まってくる同じ睡眠パターンのポケモンたちの寝顔を調査し、「ポケモン寝顔図鑑」を完成させていくこともこのアプリの醍醐味となっている。

『ポケモンGO』は“歩く”ことでポケモンたちを集めることができるゲーム性で、運動不足解消に活用する中高年以上のユーザーも多かった。一方の『ポケモンスリープ』は睡眠によってポケモンを集めるゲーム性なので、より良い睡眠を確保するために活用できる可能性を秘めている。

 そこで、40代以上の『ポケモンスリープ』ユーザーに、実際の使用感や睡眠への影響を聞いてみた。

“寝落ち”がなくなった

『ポケモンスリープ』で睡眠データを計測するには、アプリを立ち上げたままの状態にして眠らなければならない。つまり、就寝前にスマホを触っている途中に“寝落ち”すると睡眠データを計測できないのだ。都内に住む会社員のAさん(40代男性)はこう話す。

「これまでベッドに入ってから、30分くらいSNSや動画など、スマホをいじる時間があったんです。そのまま寝落ちすることも多々でした。でも『ポケモンスリープ』を始めてからはベッドのなかでスマホをいじらなくなり、単純にその分睡眠時間が長くなりました」

 目が覚めたら、アプリで睡眠データと睡眠中に集まってきたポケモンの寝顔をチェックすることになるが、ここで意外な苦労をするケースもあるようだ。

「起きたばかりの寝ぼけている状態で『ポケモンスリープ』のアプリを操作するので、睡眠データの内容もポケモンの寝顔もあまり頭に入ってこない。しかも、起きたばかりの寝ぼけまなこだと、余計にスマホの文字が見えない。起きぬけにいきなりスマホの操作はたいへんです(笑)」(Aさん)

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