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オバ記者が振り返る旧統一教会信者とのやりとり ギャンブル依存症だったからわかる「他人に説明不可能なことを抱えている“囚われ人”の心理」

 新興宗教にハマった人には独特の雰囲気がある。身近で接すると、Yさんみたいに「(この教えは)絶対的なもの」と言う半面、よくよく話を聞いてみればどこか半信半疑の信者って意外と多いんだよね。そのせいか、彼らは独特の話し方をするの。目の前の人を説得するのと同時に自分にも言い聞かせなくちゃならないから、やたら早口で攻撃的。同じ言葉を繰り返す。目を見ると……イッちゃってる。

 今回の会見では、テッシーこと勅使河原秀行さんからそんな感じを受けた。突然スイッチが入ったのは30年前と同じ。そのせいか、体形は変わったけれど、人生の重みとは無縁の、よく言えば若々しく見えたのは私だけかしら。

 本来、宗教って、慈悲深くて寛容で救いのあるものだと思う。このところ、「宗教」というと、“なりふり構わぬ勧誘をし、迷い込んだ人たちに布施を強要し、身ぐるみ剥ごうとする集金目的の集団”というイメージを持つ人が多くなってしまったように思う。

 だけど、きちんとした宗教だってあるはずで、人の心をなぐさめてくれたりするんだけどな。

【プロフィール】
「オバ記者」こと野原広子/1957年、茨城県生まれ。空中ブランコ、富士登山など、体験取材を得意とする。

※女性セブン2023年11月30日・12月7日号

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