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マクドナルド2年で実質5度の値上げでも「変わらず食べ続ける」ファンの声 価格メリットが減っても「日常に入り込んでいる」強み

2024年1月24日からの価格改定対象商品例(店頭価格/公式ホームページより)

2024年1月24日からの価格改定対象商品例(店頭価格/公式ホームページより)

ハンバーガーチェーンは「マックが基準」

 マクドナルドが値上げしようとも、ファンは根強い。都内に住む広告代理店勤務のAさん(40代女性)は「変わらずマクドナルドを利用すると思います」と話す。

「家の近くには、マクドナルド、モスバーガー、ケンタッキー・フライド・チキン、フレッシュネスバーガーなどのファストフードチェーンが揃っていますが、とにかく注文してから提供されるまでの時間が早いのがマック。デリバリーでもマックが早く届く傾向にある気がします。値上がりは残念ですが、別のファストフードチェーンに乗り換えようとは思いませんね」

 神奈川県在住の飲食店勤務のBさん(20代男性)は、妻と幼い子供と3人暮らし。親がマクドナルドのファンだと話す。

「近所に住む両親のところへ子供と一緒によく遊びに行くんですが、50代の父親がマクドナルド好きなので、店舗に寄って昼食を買って行くことが多いです。父曰く『子供の頃からマックが大好きで、何ものにも代えがたい』とのことだそうです。

 現在3歳の息子もマックの“ハッピーセット”が大好き。毎回いろいろな“おまけ”がついたセットがあるというのも、マックならではの魅力だと思います」

 マクドナルドは「ハンバーガーチェーンのなかでも“別物”」と話すのは、東京都在住の自営業のCさん(30代男性)だ。

「もはやハンバーガーも、ポテトも、ナゲットも、マックでしか食べられないものという感覚が強いですね。ずっと変わらない味で、安心感もある。他のチェーン店のハンバーガーを食べる時もマックが基準になっていて、“これならマック2個食べられた”とか、“美味しいけどなんだかんだマックが手頃”という感じになる。

 他のハンバーガーチェーンとは、完全に別腹なので、多少値上げしても、定期的にマックには通い続けると思います」

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