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資産300億円以上「特級富豪」のお金の使い方 ゴルフ場・ワイナリー・ホテルそのものを所有、“病棟設立”など庶民に見えないところで大金動かす

「超富裕層」も階層ごとにタイプ分けできる

「超富裕層」も階層ごとにタイプ分けできる

現代アートを収集し自前のギャラリーを設立

 日本で異彩を放つのはGMOインターネットグループの熊谷正寿代表だ。航空機とヘリコプターのパイロット資格を持ち、19人乗りのビジネスジェットやヘリコプターを保有している。現代アートにも造詣が深く、バンクシーやウォーホルの作品を収集し、自前のギャラリーまで設立した。

 ちなみに、前出の前澤氏もバスキアなど数々の現代アートをオークションで落札し、自宅はさながら「前澤美術館」と化している。

 特級富豪は大金持ちであることを殊更に見せつけようとせず、むしろ人目につかない場所での食事や買い物、移動を好むようだ。そのために必要な手段が、自らオーナーになることだ。

 楽天グループの三木谷浩史会長は大阪のホテル「ザ パーク フロントホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を個人で保有し、元任天堂社長の故・山内溥氏はMLB球団を(米国任天堂がある)シアトルに留めるために、ポケットマネーでマリナーズ運営会社の株式を購入した逸話がある。さらに2006年には京都大学医学部附属病院に約70億円の個人資産を寄付、「積貞棟」が新設され、山内氏は同病院で生涯を閉じた。

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