閉じる ×
投資

【ライフステージ別・新NISAとiDeCoの活用術】30~40代は10年以上先を見据えて運用、老後は「DIE WITH ZERO」を目指そう

豊かな老後や現役生活を充実させるために出口戦略が重要となる(写真:イメージマート)

豊かな老後や現役生活を充実させるために出口戦略が重要となる(写真:イメージマート)

 老後資金の準備に役立つ新NISA(少額投資非課税制度)とiDeCo(個人型確定拠出年金)。長期の資産運用を想定するなら、「お金をいつ引き出すのか」も予めイメージしておきたい。“出口”で判断に迷えば、損するケースも考えられる。新NISAとiDeCoの出口戦略をどう考えればよいか、マネーコンサルタントの頼藤太希氏が解説する。

 * * *

NISAとiDeCo出口によって使い分け

ライフステージ別の資金活用術

ライフステージ別の資金活用術

 新NISAに注目が集まっているが「将来に備える」という意味では、iDeCoという選択肢もある。iDeCoはNISAと同じく運用中に生まれた利益が非課税で、さらに毎月支払う掛け金が全額所得控除になる。所得税や住民税の負担を抑えることができるのも大きな魅力だ。

 ただし、iDeCoは60歳まで引き出すことができない。これはiDeCoのデメリットでもあるが、見方を変えれば、「引き出せないから確実に老後に備えられる」と考えることもできる。

 つまり、iDeCoとNISAのどちらを選んだらよいかではなく、そのお金を何に使うのか、お金の「出口」によって使い分ければいいのだ。

次のページ:「DIE WITH ZERO」お金を使い切って死ぬ

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。