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【健康管理、家計簿診断から人間関係の悩みまで】生成系AIを「相談相手」として最大限活用するためのポイントと“避けるべき問いかけ”

健康相談はとにかく具体的に行うことがポイント。ただし薬や病院に関する知識は間違いもあるため、専門知識を問う質問はNG

健康相談はとにかく具体的に行うことがポイント。ただし薬や病院に関する知識は間違いもあるため、専門知識を問う質問はNG

オリジナルのダイエットメニューも提案してくれる

 AIを相談相手として活用するにあたって、まず行うべきはプラットフォームを作ること。スマホやパソコンで「ChatGPT」を検索して公式ページを開き、メールアドレスを入力して登録を行おう。

 ITジャーナリストの三上洋さんが解説する。

「数多ある『生成系AI』を使ったサービスの中でも、ChatGPTは登録も簡単で、世界中の研究者を驚かせるような高性能であるにもかかわらず、基本的な機能は誰でも無料で手軽に利用できます。

 また、ITツールは“習うより慣れろ”が合言葉。まずは気軽に、思いついたことを何でも相談してみるのが使いこなすための近道です。例えば『○kgやせるにはどんな運動をすればいいか』『1日1万歩を目標にしたいが、毎日の通勤と買い物以外に何をすればいいか』など、その人に合わせた健康管理の方法を問う質問は、AIの得意分野。

 聞き方を工夫すれば、筋トレのメニューや献立など、その人に合わせたオリジナルで詳細な情報を得ることができます。

 ポイントは年齢や体格、仕事内容、生活習慣などの情報をできるだけ細かく入力すること。また、ChatGPTの回答に重ねる形で質問を繰り返すことで、よりオリジナルな情報を手に入れることができます」

 先立つ物の悩みにも真剣に向き合ってくれる。ITライターの酒井麻里子さんがすすめるのは「家計簿診断」だ。

「ダイエットの計画と同様に、年齢、収入、支出、可能な貯金額などできるだけ多くの情報を具体的に入力するのがコツ。

 特に支出については、交通費や娯楽費など大まかなくくりにするよりも、バス代や映画代、雑誌購入費など細かく分けて具体的な金額を共有する方が、より実用的な回答が得られます。

 その結果『娯楽費を見直そう』と提案されたら、『具体的に何をどう削ればいいか』というふうに、さらに突っ込んで質問するとなおいい。老後資金の貯め方や投資の勉強法などを質問してみるのもおすすめです」(酒井さん)

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