投資

現役ファンドマネージャーが教える「伸びる会社」と「伸びない会社」5つのサイン “本業と関係ない事業”や“自社ビル建設”は要注意

【サイン4】本社の受付嬢がやたらと美人

 受付嬢が3人以上いて、しかも全員が美人であったら危ないサインです。通常の人選を行ったり、派遣会社に依頼したりした場合、偶然、3人とも美人である可能性はかなり低いはずですから、逆に3人とも美人の場合、人を公平に評価できない、風通しの悪い会社である危険性が高いことを示唆しています。一人ひとりの生産性が低く、官僚的な組織体であるほど、この傾向が見受けられます。

【サイン5】社長が業界紙以外のメディアに出始める

 社長が本業とは関係のないメディアに出始めるのは危ないサインです。会社の成長に意識を集中させている社長は、自分が成功者であることを世間にアピールしないものです。ところがファッション誌に出たり、自分の車を見せびらかしたりする社長は、人生上がりだと思っている証左となります。事実、その直後から会社のガバナンスが悪くなったり、競合他社にシェアを奪われたりなど、会社が傾き始めます。

※片山晃・小松原周/著『改訂版 勝つ投資 負けない投資』(クロスメディア・パブリッシング)より、一部抜粋して再構成

【プロフィール】
小松原周(こまつばら・あまね)/大手資産運用会社にてファンドマネージャー・アナリストを務める。徹底した企業リサーチと業績予想をもとに投資を行うファンダメンタリストであり、長いキャリアの中で大きく負けたことがないため「不敗の投資家」として知られる。これまでに日米通算で5000社以上の会社へ取材した経験を持つ。巨大ファンドを運用する現役のファンドマネージャーであり、株式市場への影響力が大きいため、氏名以外の個人情報は基本的に非公開としている。

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