住まい・不動産

「月1万円の光熱費節約を実現!」リフォーム補助制度を活用して窓を高断熱化してみた 工事費76万円が約半額になり、7年で元が取れる見込み

窓を高断熱化すると、光熱費はどれだけ節約できるのか(Getty Images)

窓を高断熱化すると、光熱費はどれだけ節約できるのか(Getty Images)

 2050年までにカーボンニュートラルを実現させることを目的とした国による補助事業「住宅省エネ2024キャンペーン」の受け付けが、3月29日から始まっている。栃木県に暮らす『女性セブン』読者の女性・Aさんは光熱費の高騰を憂慮し、リフォーム補助制度を活用して窓の高断熱化を実施。すると驚きの結果に……。その詳細をレポートしよう

光熱費の江東に高断熱化を決意

 1月、2月の平均最低気温はマイナス5.3℃。寒さが厳しい栃木県北部の那須町に暮らす読者のAさん(65才)は、かねて光熱費に頭を悩ませていた。

「この辺りは東京よりも年間平均気温が約6℃低く、暖房費用がかさむんです。加えてここ数年、光熱費が上がり続け、わが家にとっては死活問題に。石油ストーブ用の灯油なんて、4年前は1リットル98円だったのに、いまは130円。夫(60才)と頭を抱えました」(Aさん・以下同)

 そんなとき、知人から二重窓にすると部屋の温度が上がると教えてもらった。

「しかも、窓の高断熱化工事をする場合、国から補助金をもらえるということも聞き、やるならいましかないと思いました」

 すぐに近所のホームセンター「カインズ」のホームページから「先進的窓リノベ2023事業【※注】」の活用を前提とした見積もりの申し込みをしたという。

【※注/補助金申請額が予算上限に達したため、2024年3月で交付申請および交付申請の予約の受け付けを終了。代わりに、今年度は「先進的窓リノベ2024事業」の申請受け付けが始まった】

 2023年3月19日のことだった。

「翌日、カインズから、“申し込みが殺到していて、現場調査できるのが1か月先になる”と言われました。それほど、高断熱化リフォームの依頼が多いのかと驚きました」

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