冷蔵庫の中に放置されている、ふるさと納税の返礼品
ふるさと納税では、返礼品としてその土地の名産品をもらえるが、自炊慣れしていない人の場合、その品を持て余してしまうこともある。埼玉県に住む会社員・Cさん(40代男性)の冷凍庫には、ふるさと納税の返礼品の牛肉が眠ったままだ。
「数年前から食材のふるさと納税にハマっていて、お肉やお米を届けてもらっていたんです。普段は料理をまったくしないのですが、牛肉だったら適当に焼いて食べるだけでもおいしいかなと。でも、もともと自炊をする習慣がないせいか、いざとなると焼くのも億劫。結局冷凍庫の中に牛肉やら豚肉やらが保管された状態です。
1年以上前にもらって、そのまま放置されているものもあります。すでに賞味期限切れのものもあるはずで、少々の罪悪感もありますが、かといって自炊をする気にはならない。完全に失敗です」(Cさん)
自炊はたしかに節約の手段でもあるが、食材を無駄にする可能性があるのも事実。自炊に慣れていない人こそ、計画的な食材調達が重要だということは覚えておいて損はなさそうだ。