閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
投資

発表直後から連日ストップ高に!株主優待の新設・拡充で株価上昇する企業が続々 出遅れないためにいち早く優待情報を掴む方法はないのか

ピークを迎えた2025年3月期決算発表で株主優待はどう変わったのか

ピークを迎えた2025年3月期決算発表で株主優待はどう変わったのか

 株主優待の制度変更が発表されると同時に、株価が大きく反応するケースは少なくない。2025年3月期決算の上場企業の決算発表は5月13日にピークを迎えたが、この日は株主優待の新設、変更を発表する企業も相次いだ。とりわけ個人投資家の間で話題になったのが、富士山マガジンサービス(東証グロース・3138)の株主優待制度の拡充だった。同社の株価は発表翌日から2日連続ストップ高となり、年初来高値を記録した。

2万5000円分のデジタルギフトを新設

 富士山マガジンサービスは5月13日の東証大引け後、株主優待制度の拡充を発表し、2025年以降、12月末時点で500株以上保有する株主に2万5000円相当分のデジタルギフトを贈呈することを発表した。同社は雑誌の定期購読などを扱うオンライン書店「Fujisan.co.jp」を運営しており、優待品目に追加するデジタルギフトはAmazonギフトカードなど株主が交換先を選べるギフトを予定しているという。

 同社株価の13日終値は660円。この株価で500株購入していれば、33万円の投資で年額2万5000円相当のデジタルギフトが受け取れるとあってSNSでも話題となった。

 優待拡充の発表を好感し、翌日5月14日の同社終値は760円でストップ高、15日も910円でストップ高となった。仮に760円で500株買うと投資金額は38万円、910円で500株買えば45万5000円となり、SNSでは「出遅れた」との投稿も見られた。

 5月13日には、Wi-Fiサービス事業などを展開するワイヤレスゲート(東証スタンダード・9419)も株主優待制度を新設することを発表した。毎年6月末、12月末に1000株以上を6か月以上継続保有する株主を対象に、QUOカード5000円分を基準日ごとに贈呈する(年間合計1万円分)。条件として継続保有期間が設けられているが、初回(2025年6月末日基準)に限り、継続保有期間を問わず贈呈される。同社株価の13日終値は220円だったが、優待新設を好感し、翌日14日は一時290円の年初来高値を記録した。

次のページ:いち早く株主優待の情報を得るには

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。