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投資
「5年で1億円貯める」kenmo式投資術

「株価30%下落で塩漬けに…」含み損を放置する投資家の何が問題なのか、資産約3億円の投資家・kenmo氏が解説 考慮すべきは「機会損失」と「ストレス」

kenmo氏の著書『5年で1億貯める株式投資』

kenmo氏の著書『5年で1億貯める株式投資』

 さらに問題なのは、「暴落時の行動を決めていないこと」です。株式市場は数年から十数年に一度は、大きな暴落を経験しています。

 ブラックマンデー(1987年)、バブル崩壊(1990年)、ITバブル崩壊(2001年)、リーマン・ショック(2008年)、東日本大震災(2011年)、コロナショック(2020年)―と、いずれも大きく相場を下げました。

 2024年8月5日には、日経平均株価の終値が3万1458円と前週末比で4451円下落し、過去最大の下げ幅を記録しました。

 相場全体が暴落してしまうと、企業努力の有無にかかわらず、どの銘柄の株価も下がってしまいます。そうなると多額の資金を投資に回している投資家ほど資産の下落幅も大きく、必然的にストレスを抱えてしまいます。

「暴落時にどういう行動をとるのか」を自分の投資手法のベースに置かなくてはいけません。私の場合は、下がったら、まずは損切りしてしまいます。

 やはり、いつ上がるかわからない含み損を抱えた株を持っているよりも、いったん損切りして、一旦冷静になって相場をフラットに見た上で、それでもやはりその銘柄が欲しいと思ったならば、そのときに再度売った株を買い直したほうが良いと思います。

 そもそも私は、大きな含み損を抱えた銘柄がポートフォリオ(資産配分)にあること自体にストレスを感じます。そんなストレスを抱えるくらいなら、いったん損切りしてしまって気持ちをリセットしたほうが、精神衛生上もいいのです。

【PROFILE】
kenmo(湘南投資勉強会)/1982年愛知県生まれ。大阪大学大学院情報科学研究科修了後、東証一部(現・東証プライム)上場のメーカーに研究員として就職。2011年に元手300万円から株式投資を始め、追加資金の投入なしに、会社員を続けながらわずか5年で資産1億円を達成。現在は、約3億円を運用している。2018年個人投資家同士の情報交換を目的とした「湘南投資勉強会」を設立。2023年に15年間勤めた会社を辞め、IR支援や企業コンサルティングの法人を設立。著書『5年で1億貯める株式投資』(ダイヤモンド社刊)がベストセラーに。関連記事《資産約3億円のkenmo氏が厳選した内需系グロース株5銘柄》では、AIコンサル、業務自動化システム、英語学習支援ほか、kenmo氏がいま注目の銘柄について、資金を投じたいと考える理由とともに詳しく解説している。

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