kenmo氏の著書『5年で1億貯める株式投資』
失敗例:他責思考
SNSの投資家界隈で有名な個人投資家・Fさんが、「G社株がオススメ」とXに投稿していたので買ってみたが、その後、株価がどんどん下がってしまった……。
他責思考の人が集中投資をするのは危険
ひょっとしたらSNSで有名な個人投資家のFさんは、その銘柄が安いときに買って、自分だけ売り抜けるために「オススメ」と投稿していたのかもしれません。
投資の判断軸を他者に委ねていると、たまたま株価が上昇したときはともかく、下落したときが難しいです。「この株がいい」と投稿したFさんは、その後の投資戦略までは教えてくれません。
そうなると下落時の判断を自分で下せず、そこで大損するかもしれません。
最初に株を買うきっかけは、他人のまねでもいいかもしれません。しかし、投資家として資産を拡大していきたいのであれば、その後自分で調べて、自分の判断で投資しなければいけません。もちろん、この本で紹介している銘柄も同様です。
あなた自身の“投資戦闘力”を高めなくてはいけないのです。そのためには、自分の戦い方や身の守り方を追求していく必要があります。
他責思考の人が、集中投資をするのは危険です(どうしても他力本願になってしまうならインデックス投資をオススメします)。
【PROFILE】
kenmo(湘南投資勉強会)/1982年愛知県生まれ。大阪大学大学院情報科学研究科修了後、東証一部(現・東証プライム)上場のメーカーに研究員として就職。2011年に元手300万円から株式投資を始め、追加資金の投入なしに、会社員を続けながらわずか5年で資産1億円を達成。現在は、約3億円を運用している。2018年個人投資家同士の情報交換を目的とした「湘南投資勉強会」を設立。2023年に15年間勤めた会社を辞め、IR支援や企業コンサルティングの法人を設立。著書『5年で1億貯める株式投資』(ダイヤモンド社刊)がベストセラーに。関連記事《資産約3億円のkenmo氏が厳選した内需系グロース株5銘柄》では、AIコンサル、業務自動化システム、英語学習支援ほか、kenmo氏がいま注目の銘柄について、資金を投じたいと考える理由とともに詳しく解説している。