支出を具体的に書き出して今後の対策を具体的に検討
住宅ローン、子どもの教育費、生命保険・医療保険、マイホームの修繕やリフォーム、介護費用と60歳前後で大きく変化する可能性のある主な支出についてご説明してきました。家計状況は人それぞれですから、子どもはいないが車の買い替えがあるなど、ご自身の状況に応じて確認していただければと思います。
いずれにしても、今後発生すると思われる大きな支出を具体的に書き出しながら確認していけば、金額を適切に把握できますので、お金が足りないということであっても、対策を具体的に検討していくことができるようになります。ぜひ実際に手を動かしながら、今後の支出を確認していただければと思います。
【プロフィール】
横田健一(よこた・けんいち)/ファイナンシャルプランナー、株式会社ウェルスペント代表取締役。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者。大手証券会社を経て、2018年1月に独立。「フツーの人にフツーの資産形成を!」というコンセプトで情報サイト「資産形成ハンドブック」やYouTubeで情報発信しながら、家計相談やライフプラン・シミュレーションを行い、個人の資産形成をサポートしている。「ファイナンシャル・ウェルビーイング検定」を全面監修。著書に『新しいNISA かんたん最強のお金づくり』(河出書房新社)、最新刊は『増やしながらしっかり使う 60歳からの賢い「お金の回し方」』(KADOKAWA)。