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老後資金の不安を解消するには60歳以降の支出を「見える化」しよう 変化の大きい5大支出は「住宅ローン」「教育費」「生命保険」「リフォーム」「介護」

老後の不安を解消するために、大きな支出の変化を把握しておきたい

老後の不安を解消するために、大きな支出の変化を把握しておきたい

 お金に対する不安で最も多いのが「老後資金」だ。では、老後の不安を解消するために、何から実践すればよいだろうか。その一つに、大きな支出を把握することが大事になる。では、具体的に行うべきことは。新刊『増やしながらしっかり使う 60歳からの賢い「お金の回し方」』が話題のファイナンシャルプランナー・横田健一氏が解説する。

 * * *
 お金についての不安の第1位とも言われる老後資金ですが、不安に感じる大きな原因の1つは、今後の収入や支出が見通せていないことです。今後どのくらいの収入があり、どのくらいお金がかかるのか、大まかな状況を整理するだけでもかなり不安は軽減されます。前回の記事では収入についてご説明しましたので、今回は60歳以降の支出についてご説明します。

住宅ローン、子どもの教育費など5つの支出を確認

 会社員の場合、多くの人が定年退職となる60歳を境に収入が大きく変化しますが、一方で、支出も大きく変化する可能性があります。ライフイベントの年齢は人によって異なりますので一概には言えませんが、60歳前後で大きく変化する主な支出には次のようなものがあります。

・住宅ローン
・子どもの教育費
・生命保険・医療保険
・マイホームの修繕やリフォーム
・介護費用

60歳以降大きく変化する可能性のある主な支出

60歳以降大きく変化する可能性のある主な支出

 これらの大きく変化する支出以外にも、食費、水道光熱費、通信費、日用品、娯楽・教養など基本生活費と呼ばれる支出もあります。しかし、これらは特定のタイミングで大きく変わるものではなく、インフレの影響を除けば、加齢とともに少しずつ減少していくのが一般的です。

 つまり、60歳前後の10年くらいで大きく変動する支出を確認しておくことが大切なのです。

次のページ:住宅ローンの繰り上げ返済は慎重に判断すべき

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